明けましておめでとうございます。
今年もよろしくお願い申し上げます。
新年早々、米国とイランの紛争(戦争)から波乱の大発会となりました。今週の高安幅は1000円以上ありました。ここ数年、こんなスタートが多いように感じられます。1991年1月の湾岸戦争勃発した時は売られましたが、その後、約4000円値上がりしました。2001年9月11(911テロ)では、月曜日に-682円安したが株価は底入れしました。2003年3月のイラク戦争でも、株価は底入れし、4月から暴騰し、リーマンショックまで上昇は続きました。相場格言で言う「遠くの戦争は買い」と言えます。
米国は年明けからイランの英雄と呼ばれた隊長を狙ったと言うニュースから、株価は乱高下し、大発会では一時-500円以上下落したが、週末金曜日(週間+194円高・SQ値23857円)には年末の終値を上回って引けました。混乱から乱高下したが、株価は高くなっています。しばらく緊張が続く間は株価の上昇は続くだろうと見ています。日経平均の方向は、2018年10月高値2万4400円突破を目指す動きです。
日経平均は、昨年8月の2万円をボトムとして上昇は続いています。月足では9月から11月の3ヶ月で「赤三兵」の3陽連となり12月も値上がりし、4陽連となりました。1月も値上がりするなら5陽連形成となります。過去のチャートと比較しても、2月から3月まで値上がりしたら7陽連まで想定するのは、今のところ状況待ちです。5陽連以降は高値警戒と見た方が良いと思われます。
1月から2月に向けて、2018年10月高値2万4400円を突破してきたら、3月は決算月であることも、3月の決算益出し売りは想定しておいた方が良いと見ています。大きく売られたとしても、上昇トレンドに変わりはなく、下げたら買い場と見ています。次は4月から5月の決算発表で株価は動く時期に向かいます。
そう言う相場状況から、個別株では、まだ上げ余地を残している底値立ち上がり銘柄、半導体関連株、素材株、機械株、部備品株などの上昇は続くと見ていますが、3月末決算を前にしては、利益確定売りに押されやすいでしょう。今年前半の上昇はこのあたりまでと見ていた方が安全かも知れません。その後は4月から5月発表の2021年度業績予想の内容で動きます。
日経平均の先行銘柄として、アドバンテスト、レーザーテックの動きを見ています。昨年以降、高値更新相場を続けています。今年も高値更新相場で始まりました。アドバンテスト、レーザーテックより先に、日経平均が高値を付けることは無いだろうと見ています。引き続き、日経平均の高値更新を支持する動きです。
もう一つが、東証1部銘柄の6ヶ月移動平均線を上回っている銘柄数です。上回っている銘柄数が半数以上を維持していれば、日経平均の上昇基調は維持していると判断できます。現状は、昨年9月から続く上昇基調の流れは続いているし、崩していません。この数字を見ていることで、日経平均の上昇局面が掴めます。
簡単な指標としては、日経平均の下げ幅が週間で-500円以上の下落がなければ上昇相場は維持されているでしょう。週間で-500円以上下落すると、上昇相場が一服するなど、一つの転換点になりやすいです。また上昇相場に戻すには、週間で+500円以上の上昇確認が出来てからです。
1月2週の東証1部銘柄(2168銘柄)で6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、強い水準を維持している。2019年8月末(ボトム)604銘柄(225種46)→9月末1152銘柄(225種122)→10月末1763銘柄(225種181)→11月末1767銘柄(225種178)→12月末1719銘柄(225種177)→2020年1月(9)1678銘柄(225種167)と強く水準は維持している。強気続く状態は上昇は続く。1月の観察ポイントです。
1月2週の「107」マザーズ市場(315銘柄)で、75日移動平均線上回る銘柄数も強気を維持して始まる。2019年9月末(ボトム)102銘柄→10月末120銘柄→11月末188銘柄→12月末173銘柄→2020年1月(10)169銘柄と強気を維持している。1月の観察ポイントです。
1月2週の「105」JASDAQ市場(707銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も、強気を維持して始まる。2019年8月末(ボトム)214銘柄→9月末319銘柄→10月末436銘柄→11月末530銘柄→12月末512銘柄→1月(10)509銘柄と強気で始まる。1月の観察ポイントです。
1月2週の東証2部銘柄(488銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も強気を維持する。2019年6月末(ボトム)170銘柄→7月末245銘柄→8月末132銘柄→9月末202銘柄→10月末289銘柄→11月末363銘柄→12月末367銘柄→1月(10)357銘柄と強気を維持する。1月の観察ポイントです。
1月2週の東証1部銘柄(2168銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は強気を維持して始まる。2019年8月末(ボトム)658銘柄(225種57)→9月末1270銘柄(225種142)→10月末1880銘柄(225種180)→11月末1828銘柄(225種187)→12月末1565銘柄(225種148)→1月(10)1445銘柄(225種134)と強気を維持して始まる。1月の観察ポイントです。
<NYダウ NASADAQ指数 日足チャート>
昨年から続く高値更新相場の上昇基調の流れは変っていません。「801」NYダウの高値更新相場は続いています。25日移動平均線に沿って上昇基調は続いています。2万8000ドルに乗せても狼狽売りは出ませんでした。チャート的には200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向きで上回る上昇相場は続くと見る動きです。1月の観察ポイントです。
「803」NASADAQ指数も昨年からの上昇基調は変わらず、高値更新相場は続いています。25日移動平均線上向き、75日移動平均線上向きで、200日移動平均線は上向きの高値更新相場は続いています。NYダウと連動し、強い上昇基調(高値更新相場)は続いています。1月の観察ポイントです。
<ドル円 日足チャート>日足標準条件NO9・18.22RCI+75日ボリンジャーバンド
イラン衝突でドル円相場は乱高下したものの、年末のチャートの状態に戻しています。もう少しで75日移動平均線と200日移動平均線はGクロスしそうです。200日移動平均線は25日移動平均線を上回っている円安かボックスの動きを維持しています。75日移動平均線が200日移動平均線を上回ると円安の動きに向かいます。
75日ボリンジャーバンドでは、まだボックスで推移する状態です。当面は中心線から+2μ(110円)のボックスにも見えます。75日移動平均線が200日移動平均線を上回ってくると、少し円安に動く可能性は強まります。1月の観察ポイントです。
<JASDAQ指数&東証小型株指数>
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は、10月に200日移動平均線を上回ってから一本調子の上昇のまま今年を終えそうです。米・イラン衝突の影響はなく、「105」JASDAQ指数は、10日移動平均線を上回る一本調子の上昇を維持しています。チャート的には、200日移動平均線上向き、75日移動平均線上向き、25日移動平均線上向き、10日移動平均線上向きで上回る強い上昇局面は続いています。1月の観察ポイントです。
<東証小型株指数 日足チャート>
米・イラン衝突の乱高下で、「124」東証小型株指数は、一瞬25日移動平均線を下回りましたが、また25日移動平均線を上回る状態に戻り、強い上昇局面を維持しています。25日移動平均線を上回る動きを維持している事は、25日移動平均線に沿った強い上昇局面は続きます。1月の観察ポイントです。
<日経平均 評価損率 週足チャート>
昨年末の「610」評価損率の数値は-11%です。数値的には、低いまま2019年を終えました。数値的には上げ余地を残しています。今年はどこまで改善できるかが観察ポイントです。2018年1月は-3%→日経平均は2万4000円。2018年10月は-8%→日経平均は2万4400円を付けました。
2月以降、-10%から-5%の水準に入ってきたら高値ゾーンに入ったと見ましょう。-5%から0%の水準は高値警戒ゾーンと見ましょう。1月どの位まで上がってくるでしょうか。評価損率の数値を観察する事で、投資家動向、市場の過熱感、ボトム感を掴むことができます。1月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>
大きく乱高下して始まりましたが、月足チャートでもプラスの陽線に変わりました。9月から1月で5連続陽線となりました。また2018年10月高値に迫っています。3月に決算を控えている事もあり、2月から3月に向け、2018年10月高値2万4400円を上回ってきたら強気と高値警戒の両面で観察しましょう。
下段の9ヶ月SRV-Kは、85ポイントまで高くなり強気となってきました。9ヶ月SRV-Kが高くなり、次に9ヶ月SRV-D(75)が80ポイントを上回ってくると、さらに強気局面に入ったと観ることができます。2020年の相場はどう動くか。1月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO14・25日騰落レシオ+75日ボリンジャーバンド
1月スタート早々から1000円幅の乱高下で始まり、チャートでは、75日移動平均線まで売られた事で押し目となりました。短期で25日移動平均線を上回ってきたので強い切り返し反発と言えます。株価が25日移動平均線を上回ってきたことから、上昇相場は強まると見ることが出来ます。
今週は、1日で-500円以上下落する場面はあったが、それを切り返し、昨年終値を上回って引けたのだから、買いが優勢と言えます。または下落を待っていたと言えるでしょう。また短期で25日移動平均線を回復したことも、強気相場で始まったと言えます。まだ25日騰落レシオの数値(99)は低く上げ余地を残しています。1月の観察ポイントです。
米中からイラン(中東)に変わるのか。英国EU離脱どうなる。今年の為替はどう動く。世界はどう動く。
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