今週は今年最後の12月SQ週でした。SQ値(2万6713円)より終値は低く引けました。来週はSQ値(2万6713円)を上回ってくれば上昇は強まります。SQ値(2万6713円)を上回れないと上値は重くなります。年明けに年度替わりすると、2月以降は2022年度の業績予想を意識し、銘柄選びが変わります。3月決算を控えて決算対策売りも出始めます。年明け相場はご祝儀もあり高くなりそうですが、2月以降の相場環境を考えると、1月は一先ず売っておけと見ておいた方が良いでしょう。そう考えると12月の買いは細る理由となります。
来年も、引き続き、上昇トレンド、上昇基調は続くと見ていますが、トレンドと基調の中で、株は高くなれば売られ、安くなれば買われます。また決算期で売られたり、買われたり、信用期日で投げ売られたりもします。株には高安の他に期日に関する売り場があります。また先物のSQでも乱高下したりします。
引き続き、残す12月は月足の底値立ち上がりなど、出遅れ株物色相場は続くと見ています。マザーズ→東証小型株→中型株→大型株へとシフトは続いています。大型株の底値立ち上がりなどが注目されます。業種的には半導体関連株が伸び悩んだり、売られ始めたら、利食い売りが出ていると見た方が良いでしょう。手持ち株の処分時期を知らせる動きと見てください。
逆に2月から3月に決算売りで下げたり、売られたら買い場と見ています。コロナ禍の中で、日銀による株価買い支え、景気対策など、国策相場は続いています。「国策相場に売りなし」の相場格言の如く、下げたら買い場と見ています。そのころには2022年の業績見通しも出始めるでしょう。景気の先行きに敏感な銘柄から動き出します。
今年はコロナ禍でどうなるか心配されましたが、株式市場は景気テコ入れ、国策相場から3月の1万6000円から、年末に向けて約2万7000円まで値上がりしました。これからデジタル化、宇宙防衛、脱co2時代へ新たな産業が立ち上がってきます。引き続き、来年は将来を先取りする3万円に向けた株式相場を期待したい。
現在の日経平均は強い上昇基調を維持しています。この状態から考えると、年明けすぐに1月SQを迎える事から、次の「宝くじ投資法」は2月ころになる様な感じがします。今年は100倍以上が3度ありましたが、来年も3度から4度の100倍以上の「宝くじ投資法」のチャンスを狙いたいと考えます。
引き続き、半導体関連株、電池関連、電子部品関連、機械株、自動車関連株、素材株、海運株など、出遅れ株の底値買いは続くと見ています。株の達人では「有望銘柄」などにグループ分けしています。またマザーズ指数が売られた事から、一部市場に資金が入っていることを表しています。底値の大型株の立ち上がりも注目されます。
12月2週の東証1部銘柄(2185銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は増加は続いている。2020年1月末1187銘柄(225種115)→2月末267銘柄(225種26)→3月末230銘柄(225種19)→4月末415銘柄(225種17)→5月末1001銘柄(225種65)→6月末1104銘柄(225種90)→7月末796銘柄(225種65)→8月末1419銘柄(225種163)→9月末1643銘柄(225種115)→10月末1011銘柄(225種82)→11月末1382銘柄(225種161)→12月(3)1541銘柄(225種186)→12月(10)1541銘柄(225種186)と増加始まる。増加は続くか。強気相場を維持する。12月の観察ポイントです。
12月2週の「107」マザーズ市場(332銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は減少している。2020年1月末108銘柄→2月末36銘柄→3月末16→4月末102銘柄→5月末268銘柄→6月末277銘柄→7月末115銘柄→8月末180銘柄→9月末218銘柄→10月末126銘柄→11月末111銘柄→12月(4)113銘柄→12月(11)91銘柄と減少している。増加に戻せるか。12月の観察ポイントです。
12月2週の「105」JASDAQ市場(703銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も少し減っている。2020年1月末396銘柄→2月末97銘柄→3月末44銘柄→4月末129銘柄→5月末511銘柄→6月末586銘柄→7月末281銘柄→8月末363銘柄→9月末439銘柄→10月末277銘柄→11月末324銘柄→12月(4)316銘柄→12月(11)309銘柄と少し減っている。増加に戻せるか。12月の観察ポイントです。
12月2週の東証2部銘柄(479銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数も少し減っている。1月末274銘柄→2月末64銘柄→3月末26銘柄→4月末83銘柄→5月末338銘柄→6月末409銘柄→7月末199銘柄→8月末251銘柄→9月末311銘柄→10月末228銘柄→11月末249銘柄→12月(4)253銘柄→12月(11)242銘柄と横ばいの範囲です。増加は続くか。12月の観察ポイントです。
12月2週の東証1部銘柄(2185銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数は225種が増加している。1月末780銘柄(225種73)→2月末67銘柄(225種7)→3月末253銘柄(225種17)→4月末645銘柄(225種28)→5月末1786銘柄(225種169)→6月末1671銘柄(225種166)→7月末622銘柄(225種54)→8月末1144銘柄(225種135)→9月末1581銘柄(225種97)→10月末809銘柄(225種56)→11月末1136銘柄(225種136)→12月(4)1274銘柄(225種168)→12月(11)1263銘柄(225種174)と225種が増加している。増加は続くか。12月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
大統領選挙結果は燻り続けているが、12月相場の「801」NYダウは3万ドルに乗せて高値相場を維持しています。このまま上値を伸ばし、12月末は3万ドル台の歴史的高値を更新して引けることはできるか。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に揃っている状態は、強い上昇基調の高値更新相場は続くと見る動きです。12月の観察ポイントです。
今週の「803」NASDAQ指数は、大幅値上がりから利食い売りで押されましたが、高値更新相場の強い上昇局面をキープしています。NYダウと同じく、チャート的には、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に揃っている強い上昇基調です。引き続き、10日から25日移動平均線を上回る高値更新相場は続くと見ています。12月の観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
クリスマスに向けて、「850」ドル円(為替)相場の円高基調は続きそうです。75日ボリンジャーバンド中心線は下向き、25日移動平均線前後での推移は続いている円高基調です。75日ボリンジャーバンド中心線から、-3シグマ範囲の上下幅で推移しています。チャート的に円高基調が転換するのは、中心線を上回る確認からです。
日足チャート的に、75日ボリンジャーバンド中心線(105円)を上値抵抗線に円高基調と見る状態は変わりません。25日から75日移動平均線(上値抵抗線)を下回る動きは、円高基調です。また75日ボリンジャーバンド中心線まで戻すと、-3シグマに向けて円高に動きます。今週は25日移動平均線に沿っている。上下どっちに動くか。12月の観察ポイントです。
<105JASDAQ指数&107東証マザーズ指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率
<JASDAQ指数 日足チャート>
12月の「105」JASDAQ指数は25日移動平均線を上回る上昇基調に戻しましたが、上値は伸びていません。新興市場の上値は重い感じです。チャート的には25日から75日移動平均線は上向き上昇基調です。10日から25日移動平均線を上回る状態は上昇基調ですが、上放れ待ちと見る動きです。12月の観察ポイントです。
<東証マザーズ指数 日足チャート>
「107」マザーズ指数は25日移動平均線と75日移動平均線はDクロスし、株価は75日移動平均線を下回る下降転換の動きです。米国でコロナワクチンの出荷のニュースからテレワークは縮小するとの見方もあり、IT関連の暴騰が多かったことも、反動安から75日移動平均線を下回ってきた動きと見ています。再度25日から75日移動平均線を上回れなければ、戻り売り相場は続くと見なければなりません。12月の観察ポイントです。
<日経平均 624外国人投資家動向・週足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
12月入りしても、日経平均は強い上昇局面を続けています。「624」外国人投資家動向を見ると、引き続き、外国人投資家動向では、買越額は減っても買い越ししている事が分かります。日経平均の上値が伸び悩んでいるのは、外国人投資家の買い越し額が減ったから、売り物を吸収できていないからです。
4月以降の回復局面は続いていますが、10月からさらに外国人投資家の買い越しが続いています。来週以降、クリスマス休暇を前にして、買い越しは細る可能性があります。また年明けから買い越しは増加する可能性があります。引き続き、外国人投資家動向の売り越しより買い越しが上回る状況が続いているかは観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
月足チャートでは、12月入りしてからもプラスをキープしています。強い上昇局面を維持している事がわかります。11月の大陽線の上げ幅が大きかっただけに、来年の相場も期待が高まる上げ幅です。大陽線の半値以上での推移が続くことは、上昇相場が約束されていると言えます。引き続き、大陽線の上げ幅をキープしていることは先高感があります。
チャート的には、60ヶ月移動平均線は上向き上昇トレンド、6ヶ月移動平均線と12ヶ月移動平均線も上向きで、大陽線をキープしている強い上昇局面です。株価は6ヶ月移動平均線と12ヶ月移動平均線が上向きで強い上昇局面です。12月は下段の9ヶ月SRV-D(81)は80ポイント以上に高くなりました。80ポイント以上をキープする事は2割高に向かっていると見ています。年明けに向け、3万円相場はキープしています。12月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
12月相場入りしても、10日移動平均線を下値支持線に、下げずに強い上昇局面で推移しています。今週12月SQ週では、SQ値を上回って推移して引けたことから強い動きです。来週月曜日の始値がSQ値を上回って推移するなら、来週の相場は高くなると見ています。目先は10日移動平均線に沿って推移するのは強い上昇局面です。
日足チャートは、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に揃って上向き、推移しています。この状態で、10日移動平均線を上回って推移しているので強い上昇基調です。引き続き、来週もこの状態をキープするなら、強い上昇局面から高値更新相場は続くと見る状態です。12月の観察ポイントです。
12月の日本市場の引け値は幾らか。米国市場も高値引けできるか。外国人投資家はどう動くか。世界はどう動く。
臨時コメントについて
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