前週は4月SQ週(SQ値29909円)で、今週は4月SQ値29909円が意識され上値は伸びませんでした。上値は重かったが、下げなかった動きは、強いと言えます。4月SQ値29909円を上回っても、その上には2月高値(30714円)が控えています。2月から4月に入っても、評価損率は-10%から-5%の範囲で推移しています。
評価損率が-10%から-0%の範囲で推移している状態は、株価は上がれば利食い売りが出て押される事を意味します。日経平均で言えば、3万円に乗せれば利食い売りで押されてしまう。2月からこんな動きが続いています。評価損率通りの動きをしていると言えます。評価損率の数値改善は売り場となり、数値の悪化は買い場を意味します。
全体的には、こんな状態であるから、2021年12月期業績予想から、2022年度2月予想が好業績予想を発表している個別株が物色されています。前週に松山プロが米国ゴルフ権威あるマスターズでアジア人で初の優勝しました。使用クラブとボールの住友ゴム(スリクソン)は買われました。2021年12月期業績予想は2ケタ増収増益予想と言う事も買われる理由であった。
このように、来月5月も2022年3月期業績予想が2ケタ増収増益予想を発表した銘柄も、同じように物色対象になると見ています。4月は2月期決算が好業績予想は買われるが、割り込み済み、業績悪化は売られる理由になるかもしれない。業績内容が悪くても株価水準が底値であれば、悪材料出尽くしで買われるでしょう。
4月から5月まで2022年3月期業績予想発表前では、4月SQ週(SQ値29909円)や2月高値(30714円)は意識されます。増収増益予想銘柄が多くても、4月SQ週(SQ値29909円)や2月高値(30714円)を上回れないときは、評価損率-10%から-0%の範囲の上値売り物があるからとなります。
この様な理由を背景に、5月に4月SQ週(SQ値29909円)や2月高値(30714円)を上回れない時は、6月以降に評価損率の悪化を招くような下落局面があるかも知れません。大幅下落したら買い場であるから、5月中に上値が伸びなかったら、いったん手持ち株の処分売りを考えておいた方が良いと見ています。
5月に入り、業績予想で買われる銘柄は、(1)2ケタ増収増益予想発表銘柄、(2)1ケタ増収増益予想発表銘柄で業績変化率が大きい銘柄です。あとは材料株と見ておきましょう。この様な銘柄は、評価損率が高値ゾーンでも買われる銘柄です。昨年は大幅下落した株がローリスクでしたが、今年は好業績銘柄が物色対象になります。業績予想が出るまで動きにくいので、動きそうな銘柄などを絞り込んでおくのが良いと考えます。
4月3週目の東証1部銘柄(2201銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は強気を維持する。2020年9月末1643銘柄(225種115)→10月末1011銘柄(225種82)→11月末1382銘柄(225種161)→12月末1441銘柄(225種180)→2021年1月末1407銘柄(225種195)→2月末1470銘柄(225種206)→3月末1760銘柄(225種207)→4月(1)1702銘柄(225種201)→4月(8)1550銘柄(225種195)→4月(15)1623銘柄(225種195)と強気を維持する。4月も強気は続くか。4月の観察ポイントです。
4月3週目の「107」マザーズ市場(355銘柄)で75日移動平均線上回る銘柄数は減少する。2020年9月末218銘柄→10月末126銘柄→11月末111銘柄→12月末69銘柄→2021年1月末120銘柄→2月末153銘柄→3月末185銘柄→4月(2)201銘柄→4月(9)196銘柄→4月(16)175銘柄と減少に転ずる。4月の観察ポイントです。
4月3週目の「105」JASDAQ市場(704銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は減少する。2020年9月末439銘柄→10月末277銘柄→11月末324銘柄→12月末328銘柄→2021年1月末424銘柄→2月末452銘柄→3月末467銘柄→4月(2)457銘柄→4月(9)437銘柄→4月(16)374銘柄と減少に転ずる。増加に戻せるか。4月の観察ポイントです。
4月3週目の東証2部銘柄(473銘柄)の75日移動平均線を上回る銘柄数は減少続く。2020年9月末311銘柄→10月末228銘柄→11月末249銘柄→12月末241銘柄→2021年1月末298銘柄→2月末334銘柄→3月末342銘柄→4月(2)335銘柄→4月(9)311銘柄→4月(16)273銘柄と減少続く。増加に戻せるか。4月の観察ポイントです。
4月3週目の東証1部銘柄(2201銘柄)の75日移動平均線上回る銘柄数も減少する。2020年9月末1581銘柄(225種97)→10月末809銘柄(225種56)→11月末1136銘柄(225種136)→12月末1172銘柄(225種176)→2021年1月末1302銘柄(225種177)→2月末1342銘柄(225種194)→3月末1562銘柄(225種184)→4月(2)1606銘柄(225種193)→4月(9)1414銘柄(225種177)→4月(16)1397銘柄(225種161)と減少する。4月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
NYダウは3万4000ドルに乗せました。もうNYダウの高値警戒を言う人はいなくなった。「801」NYダウは3万4000ドルに乗せシッカリ、上昇基調高値更新相場は続いています。強気と上昇から相場を維持しています。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に強い上昇基調を維持しています。この状態が崩れなければ、上昇基調の高値更新相場は続きます。5月に向けた観察ポイントです。
「803」NASDAQ指数も上昇に切り返してから、今週も上昇基調から高値更新に迫ってきました。チャートを見ても、25日から75日移動平均線を上回る上昇基調に戻し、高値更新に迫っています。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線、10日移動平均線の順に戻してきました。10日から25日移動平均線を上回る上昇基調に戻しました。5月に向けた観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
4月初旬に110円まで円安に戻しましたが、また108円まで円高に戻しています。「850」ドル円(為替)は、月足で見る60ヶ月移動平均線(109円・上値抵抗線)まで戻してきました。60ヶ月移動平均線(109円・上値抵抗線)を上回って推移するなら円安に向けた動き、60ヶ月移動平均線(109円)を下回ってきたので円高に戻す動きになりそうです。
日足チャートでは、25日移動平均線を下回る円高に戻してきました。25日移動平均線を下回ってきたので、25日移動平均線を上回れなければ、円高にブレるでしょう。またボリンジャー+1シグマを下回った事も円高に向けた動きになってきました。75日移動平均線(中心線・106円)くらいまで、円高の可能性も出てきた動きです。チャート的に、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線の順でしたが、10日移動平均線は25日移動平均線とDクロスしました。短期的に10日から25日移動平均線を上回れなければ、円安に戻せません。5月に向けた観察ポイントです。
<105JASDAQ指数&107東証マザーズ指数>日足標準条件NO11・75日カイリ率
<JASDAQ指数 日足チャート>
「105」JASDAQ指数は上昇基調を維持しています。引き続き、10日移動平均線から25日移動平均線を上回る状態は、上値更新相場は続きます。5月に向け、チャート的には、10日から25日移動平均線を上回る上昇基調は続くと見ます。5月に向けた観察ポイントです。
<東証マザーズ指数 日足チャート>
「107」マザーズ指数は、75日移動平均線に沿ってボックスで推移しています。75日移動平均線を上回る水準を維持しているので、上昇基調に向かおうとしていると見えます。引き続き、75日移動平均線を上放れるか確認する状況です。5月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
「610」評価損率は-7%の高水準を維持し、2月以降の-10%から0%の高値ゾーンでの推移は続いています。今週発表の-7.67(4/9)を見ても、評価損率の数値が高いことから、株価は上がれば利食い売りに押されています。評価損率の数値が高い事は、この様に上値に利食い売りがある事を意味します。
5月は2022年業績予想発表が控えています。評価損率が-10%から0%の水準では、好材料が出て買われても、利食い売りに押されてしまう事を意味します。2月高値を上回れなければ、6月以降、高値警戒から売られる心配を残しています。評価損率の数値は高値ゾーンで上昇基調は維持しているが、上値は利食い売りから、崩れを待って買い場待ちと見ています。どうなるか。5月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
4月も2月高値を意識していますが、プラスで推移しています。残る4月中でも、4月SQ週(SQ値29909円)や2月高値(30714円)は意識されています。この2つの上値抵抗線を上回れなければ、多くの戻り売りを残していると見る動きから、6月以降、売られる心配があります。
6ヶ月移動平均線は(下値支持線)上向きで、株価が6ヶ月移動平均線を上回る間は、上昇基調と見ます。株価の上値が伸び悩むと6ヶ月移動平均線に接近してきます。5月以降も上値が伸び悩むと、6ヶ月移動平均線に接近します。上回っていれば上昇基調は続くでしょう。下回ると大幅調整局面となります。5月に向けた観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
日経平均は4月SQ週(SQ値29909円)や2月高値(30714円)を意識し、25日移動平均線に沿ってボックスで推移しています。5月も4月SQ値と2月高値(30714円)を上回れないボックス相場が続くなら、6月以降、大幅な調整局面に転ずる心配があります。チャート的には25日移動平均線でボックスが続くと、200日移動平均線まで調整の心配があります。
日足チャートは、下から200日移動平均線、75日移動平均線、25日移動平均線の順に推移しています。株価は25日移動平均線に沿って推移しています。25日移動平均線を上放れてこれなければ、戻り売られる心配がでてきます。今は2022年3月期業績予想発表待ちから様子見相場となっています。4月の観察ポイントです。
コロナ第4波の感染拡大は全国へ。米国インフラ投資は強気相場は続くか。半導体相場は続くか。世界はどう動く。
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