5月連休中に、米国はインフレ抑制から0.5%の利上げを発表。5月に入ってから、NYダウは安値から1500ドル以上、上げたり、下げたり、荒い値動きが続いています。NASDAQ指数も約800ポイントを上げたり、下げたり乱高下しています。昨日はNYダウは1000ドル以上下落しましたが、あまり日経平均には影響がなかった。これだけNYダウが下げたのに、日経平均が下げなかったのは珍しい。
米国の利上げ発表から、ドル円相場は3月の115円→5月に131円まで急速な円安へ進み、シカゴ日経225も乱高下しました。利上げはインフレ抑制から、株式市場の上値を重くする効果があります。株式市場→債券市場に資金が流れ、株式市場の上値を重くするか。
まだ5月入りしたばかりですが、米国市場は乱高下の幅が大きい。GW明けの日本市場は、NASDAQ指数の下落の影響から値下がりして始まったが、下げ渋りました。露・ウクライナ戦争の影響は出てくるか。相場格言通り「遠くの戦争は買い」になるか。5月の日本市場は、業績発表が出揃ってから切り返してくると見ています。
5月の日経平均の動きは3月安値を下回ると見ていますが、日銀の買い支えで下げ渋った事から安値は下回っていません。なかなか読みにくい動きとも言えます。米国市場の大幅下落でも、日経平均への影響が小さい事は動きは読みにくくなっています。5月は下がれば買い場になり、下げ渋っても買い場は来ると見ています。
5月連休明けから、2023年業績予想が出揃うと、増収増益予想発表した銘柄は好材料と見なされ、上昇に転ずると見ています。下げが大きかった銘柄、調整期間が長かった銘柄ほど、大きな買い場になると見ています。業績的には2ケタ増収増益銘柄、増収増益銘柄が材料視され、買われる株になります。この様な銘柄をピックアップしてください。
業績発表が出揃った後、日経平均は下げるか、買われるか。下がれば買いやすくなり、下げ渋ると個別株物色に向かいます。6月に向けて、徐々に底固めの動きから、買われる銘柄は裾野を広げていくと見ています。引き続き、業績発表から業績発表の内容のよい個別株をピックアップしてください。
5月1週の東証プライム(1839銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は減少している。2022年4月(4)931銘柄(225種125)→4月末703銘柄(225種107)→5月(2)677銘柄(225種107)と減少している。5月の観察ポイントです。
5月1週の東証スタンダード(1463銘柄)は少し増加した。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)705銘柄→4月末518銘柄→5月(6)571銘柄と増加した。5月の観察ポイントです。
5月1週のグロース市場(468銘柄)は少し減少した。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)320銘柄→4月末192銘柄→5月(6)176銘柄と少し減少した。5月の観察ポイントです。
5月1週の東証プライム(1839銘柄)は増加して引けた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)912銘柄(225種118)→4月末739銘柄(225種98)→5月(6)886銘柄(225種130)と個別株は増加して引けた。5月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
4月の「801」NYダウは、下降ボックスチャートが続きました。5月は大幅な乱高下の動きとなっています。もう少しで3月安値を下回りそうな状況です。FRBの利上げ発表から大幅下落となりました。今後のNY市場の動きも読みにくい。しばらく調整相場はつづくか。NY市場は切り返すか。5月の観察ポイントです。
「803」NASDAQ指数は安値更新しています。3月の安値を下回ってから、戻り売り相場が続いています。日本市場に先行していると見ていましたが、日経平均が下げ渋る中、NASDAQ指数は下降相場を強めています。下回らないか。短期的には売られればリバウンドは強くなり、下げ止まりの動きに向かうと見ていましたが、GW後の動きが注目されます。5月の観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
日銀の金融緩和発表から、130円に乗せました。米国の利上げから131円まで円安は進みました。GW後、さらに為替市場は円安を付けに行きそうです。引き続き、75日ボリンジャーバンド+2Σ以上を維持するなら、急速な円安を維持します。75日ボリンジャーバンド+2Σを下回ると円安は一服します。
日足チャートでは、75日ボリンジャーバンド幅の急拡大が続く円安局面です。75日ボリンジャーバンド+2Σ以上で推移する間は、急速な円安局面は続くと見る動きです。GWが明けてどう動くか。135円を目指すのか。5月の観察ポイントです。
<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
「125」東証スタンダード単純総合指数は、3月の安値をボトムに75日移動平均線を上回る動きを維持してきました。75日移動平均線を下回らなければボトム形成から上昇に向かうと見る事が出来ます。GW明けも維持できるか。5月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
4月の月足チャートの下げ幅(-974円)は、3月の+1295円を上回らなかった。5月も下げて始まりましたが、今週はプラスに切り返して引けました。NYダウが大荒れの中、日経平均は、いまのところ値動きは荒いものの一進一退を繰り返しています。昨年9月以降の信用需給が、5月から改善に向かう事から下げにくくなります。
チャート的には、6ヶ月から12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)に押され、24ヶ月移動平均線(下値支持線)で下げ止まろうとしています。24ヶ月移動平均線を維持すれば、需給改善から上向いてくると見る事もできます。5月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
日足チャートでは、今週は75日移動平均線(上値抵抗線)を上回れず下げが続いています。米NASDAQ指数が3月安値を下回ったので、日経平均も下回ってくると見ていましたが、なかなか下げずに下げ渋っています。5月は大幅下落は買い場になります。下げなくで切り返すと、上昇転換になります。
チャート的には、75日移動平均線に上値を押さえられ、上値が重い動きをしています。5月は、25日から75日移動平均線を上回り、下げ止まる動きまで戻せれば底入れの動きになります。75日移動平均線を上回れなければ、戻り売りは続くと見ます。連休明けどう動くか。5月の観察ポイントです。
FRB議長は0.5%利上げを発表。米国NYダウ、NASDAQ指数は大幅に切り返す。露・ウクライナ戦争いつまで続く。世界はどう動く。
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