今週は2万9000円に乗せてきました。7月初めは2万6000円だったから、約1ヶ月半で3000円幅値上がりです。過去の日経平均の動きを見ると、約2ヶ月で3000円から3500円幅値上がりすると伸び悩んできました。ここから9月半ばから9月いっぱいくらいまで、過去の経験則から日経平均の上値が伸び悩む可能性が出てきました。それでも上値を伸ばしてきたら、強い上昇局面の動きと言えます。
来週以降も日経平均は上値を伸ばしてくるか。上値を伸ばしてくれば強い上昇局面の動きと見る事ができます。また横ばいになっても2万9000円前後で下げず、推移が続けば強い相場を維持していると言えます。日経平均が横ばいで伸び悩む時は、個別物色相場になりやすいでしょう。日経平均の上値が伸びなくても、個別株物色相場に向かう事が多いです。日経平均の動きは強まるか。このあたりが観察ポイントです。
相場は半導体から始まり、半導体からピークを付けます。半導体関連株には相場先導株の性質があります。7月から8月にかけて、半導体関連株は75日移動平均線を上回り、底入れから立ち上がり始めた株が増えてきました。日経平均が横ばいの中、半導体関連株が動き出すようなら、秋以降、相場は強まると先見する事が出来ます。
相場の上昇維持は、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が1000銘柄以上を維持していれば、上昇相場は維持していると判断できます。日経平均の上値が伸びなくても、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が維持されていれば、上昇基調は維持されており、次の再上昇待ちと見る事が出来ます。
半導体関連株が底入れから立ち上がる局面では、電子部品関連株、主力株、好業績株、出遅れ株へと買いの裾野は広がってゆきます。既に高くなっている株から選ぶより、まだ株価水準が低い出遅れ銘柄から絞り込む方が、今後の上げ余地を残していると言えます。
8月3週の東証プライム(1839銘柄)の6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、半数以上を維持している。2022年4月(4)931銘柄(225種125)→4月末703銘柄(225種107)→5月末774銘柄(225種108)→6月末810銘柄(225種105)→7月末1125銘柄(225種142)→8月(4)1067銘柄(225種117)→8月(10)1085銘柄(225種127)→8月(18)1249銘柄(225種158)と半数以上を維持している。増加は続くか。8月の観察ポイントです。
8月3週の東証スタンダード(1451銘柄)も半数以上を維持しています。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)705銘柄→4月末518銘柄→5月末657銘柄→6月末677銘柄→7月末779銘柄→8月(5)825銘柄→8月(12)811銘柄→8月(19)839銘柄と半数を維持している。増加は続くか。8月の観察ポイントです。
8月3週のグロース市場(483銘柄)も半数以上を維持している。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)320銘柄→4月末192銘柄→5月末213銘柄→6月末149銘柄→7月末262銘柄→8月(5)281銘柄→8月(12)258銘柄→8月(19)284銘柄と増加傾向です。増加は続くか。8月の観察ポイントです。
8月3週の東証プライム(1839銘柄)も増加傾向です。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)912銘柄(225種118)→4月末739銘柄(225種98)→5月末918銘柄(225種122)→6月末903銘柄(225種109)→7月末1186銘柄(225種128)→8月(5)1300銘柄(225種135)→8月(12)1375銘柄(225種162)→8月(19)1401銘柄(225種175)と増加傾向です。増加は続くか。8月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
「801」NYダウは、3万4000ドルに戻してきました。6月にボトム形成して以来、200日移動平均線まで戻してきました。200日移動平均線まで戻す動きは強い戻り局面です。これから200日移動平均線前後で推移が続くなら、上昇に向かう動きと言えます。200日移動平均線で戻り売りに転じた場合は、また調整局面に戻してしまったと言えます。戻り売りか、上昇は持続か。8月の観察ポイントです。
同じく「803」NASDAQ指数も、200日移動平均線に向けた戻り相場局面は続いています。75日移動平均線を上回ってから、まだ200日移動平均線まで戻していませんが、75日移動平均線を上回って、200日移動平均線に向けた戻り局面は続いていると見ます。上昇は続くか。8月の観察ポイントです。
<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
「125」東証スタンダード単純総合指数は、200日移動平均線を上回り、下値を切り上げ、上昇の立ち上がりです。上昇基調が強まっている動きと見る事が出来ます。引き続き、200日移動平均線を上回る動きは、底入れ立ち上がり銘柄が増えている事を表しています。200日移動平均線を上回る状態を維持する動きは、小型株の上昇銘柄数の増加が続いている状況と見ます。8月の観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
今年のドル円相場の売買高は6月に過去最高を更新し、また7月も過去最高を更新し、8月も過去最高を更新しました。9月も過去最高を更新するのか。139円の円安後、8月130円まで円高に振れました。今週は136円まで円安に戻しています。+1Σを上回ってくれば、円安基調に戻します。
日足チャートでは、75日ボリンジャーバンド幅は拡大傾向→横ばいで円高に振れました。ドル円相場の値動きが小さくなっている事を表しています。ドル円は上値は+1Σで押さえられ、下値は75日移動平均線(中心線)に支えられています。また75日ボリンジャーバンド+1Σを上回れていません。何れ上下どちらかに放れる時が来ることを表しています。8月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
8月2週の評価損率は、-10.48%(8/12)まで少し改善しました。日経平均が続伸している中では、改善幅は小幅です。今週は2万9000円まで乗せた事を思えば、来週発表の評価損率の数値も、-10%前後で改善は続きそうです。日経平均が上値を伸ばす割には、過熱感はまだありません。株価は13週移動平均線を上回る水準を維持し、上昇基調を強めています。13週移動平均線を上回る状態は上昇相場は続きます。
7月以降の評価損率の数値は→-13.13(7/1)→-12.16(7/8)→-12.36(7/15)→-11.03(7/22)→-11.17%(7/29)→-10.56%(8/5)→-10.48%(8/12)と-10%前後まで改善しています。7月1週目から約3%改善で、日経平均は約3000円幅改善した事になります。どこまで上値を伸ばすか。週間で-500円以上の下げ無い間は、上昇相場は続きます。8月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
月足では、8月の上げ幅は+1100円以上伸ばしています。株価は12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上放れ、上昇転換してきました。上放れから、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る立ち上がりは、強い上昇転換と見る事が出来ます。6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態は、上昇基調が続きます。12ヶ月移動平均線を下回るまで売られたら下降転換です。
月足チャートでは、7月末に12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)まで戻し、8月は12ヶ月移動平均線を上回って始まり、強い上昇転換となりました。引き続き、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態は、上昇基調は続きます。上回る状態なら3万円を目指す動きです。8月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
今週は2万9000円に乗せてきました。7月に200日移動平均線を上回ってから、約1ヶ月半で3000円幅値上がりしました。約1ヶ月半で3000円幅値上がりした事から、しばらく上値は伸び悩む可能性があります。それでも200日移動平均線を上回る状態は、強い上昇基調を維持していると言えます。
チャート的には、200日移動平均線を上回る状態を維持し、上値を伸ばしているので強い上昇基調です。200日移動平均線を上回る動きを維持し、下げなければ、上値は軽くなってきていると見る事が出来ます。200日移動平均線(下値支持線)を上回る状態は、上昇基調を維持していると見る動きです。8月の観察ポイントです。
米国市場は強いリバウンド続く。日本市場の買いの裾野は広がるか。露ウクライナの影響はどうか。世界はどう動く。
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