8月の日経平均は前月比+290円高で、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る上昇転換した状態で引けました。9月は-440円安で始まりましたが、下値支持線は維持しています。下値支持線を上回る状態は上昇基調を維持しています。また7月から8月の上げた3000円幅の半値(+1500円)以上を維持しているので、調整局面と見ています。
8月末では、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1000銘柄以上で、上昇基調を維持して引けました。9月は売られて始まったが、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は1000銘柄以上を維持しています。売られて始まったが、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数では上昇基調を維持しています。これ以上売られなければ、上昇基調は維持します。
前週からの日経平均の下落は、評価損率の数値の改善から、目先高値ゾーンになった事から売られやすかったと言えます。今年は-10%以下での悪化状態が続きました。今週発表の前週(8/26)の数値は-9.80%まで改善しました。7月から+3000円幅値上がりし、評価損率の数値の改善から、短期的に利食い売りの高値ゾーンでした。
また日本市場の下落は、FRB議長のインフレを抑える発言から米国市場が下落し、その影響からきています。今夜、米国は雇用統計が発表されます。雇用統計の反応次第で切り返しもあるでしょうし、続落もありますが、日本市場は下がれば買われやすくなっているから、下げを待っていると言えます。
7月から8月の1ヶ月半で、約+3000円幅値上がりした事から、9月中旬から下旬まで調整に入ると述べました。しばらく上げたり、下げたりしながらの調整が続くと見ています。調整終わる10月以降、8月の高値(29000円)を上回ってくると見ています。
テクニカル的には、下げない株か大きく売られた株が注目されます。業績的には好業績株、割安株、出遅れ株が注目されます。9月から中間決算を意識した銘柄選びになります。中間決算以降の業績回復が期待できる業種や銘柄が注目されます。
9月1週の東証プライム(1838銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、半数以上を維持している。2022年4月(4)931銘柄(225種125)→4月末703銘柄(225種107)→5月末774銘柄(225種108)→6月末810銘柄(225種105)→7月末1125銘柄(225種142)→8月末1182銘柄(225種146)→9月(1)1068銘柄(225種131)と1000銘柄以上維持している。9月の観察ポイントです。
9月1週の東証スタンダード(1446銘柄)も半数を維持しています。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)705銘柄→4月末518銘柄→5月末657銘柄→6月末677銘柄→7月末859銘柄→8月末859→9月(2)719銘柄と半数を維持している。増加に戻せるか。9月の観察ポイントです。
9月1週のグロース市場(482銘柄)は半数以下に減った。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)320銘柄→4月末192銘柄→5月末213銘柄→6月末149銘柄→7月末262銘柄→8月末279銘柄→9月(2)241銘柄と減少する。9月の観察ポイントです。
9月1週の東証プライム(1838銘柄)は半数を維持している。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)912銘柄(225種118)→4月末739銘柄(225種98)→5月末918銘柄(225種122)→6月末903銘柄(225種109)→7月末1186銘柄(225種128)→8月末1275銘柄(225種154)→9月(2)1036銘柄(225種120)と半数は維持する。9月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
FRB議長の発言から「801」NYダウは、下げ幅を拡大しました。200日移動平均線まで戻したところから売られ、75日移動平均線を下回るまで売られました。FRB議長発言ショックと言えます。短期的には6月安値、7月安値が下値支持線です。チャート的には75日移動平均線は下回ったので、6月の安値、7月の安値を探る動きとなりました。9月の観察ポイントです。
FRB議長の発言から、「803」NASDAQ指数も売られました。75日移動平均線割れまで売られました。こちらも75日移動平均線を下回ると、6月の安値に向けた安値を探る動きに向かいます。6月安値を下回らなければ、切り返すと見るからです。75日移動平均線で下げ止まるか。9月の観察ポイントです。
<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
日経平均が売られる中でも、「125」東証スタンダード単純総合指数は10日移動平均線を上回る状態を維持しています。200日移動平均線を上回ってから、上値更新が続いています。日経平均は乱高下する中でも、スタンダード銘柄は買われている事が分かります。9月も買いの流れは続くか。9月の観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
9月入りに、ドル円相場は円安を更新して始まりました。9月も強い円安局面を維持しそうだと言えます。7月139円を上回り、140円乗せました。次の円安目標に向けた勢いです。引き続き、強い円安局面で推移しています。
日足チャートでは、75日ボリンジャーバンド幅は拡大傾向→横ばい→拡大傾向が続いています。円安が強まっている事を意味します。ドル円は上値は+1Σを上回ってきた事から、強い円安局面が続いています。25日移動平均線を上回り、75日ボリンジャーバンド+1Σを上回る動きは強い円安局面です。9月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
8月4週の評価損率は-9.80%(8/26)で、今年に入って一番改善しました。4週続けた改善から目先高値ゾーンまで改善したと言えます。目先の日経平均の下落は、7月から約+3000円幅値上がりし、評価損率の数値が-9%まで改善した事が、目先売られやすい状況になりました。引き続き、日経平均が上昇に向かうには、改善余地、上げ余地を残していると言えます。
7月以降の評価損率の数値は→-13.13(7/1)→-12.16(7/8)→-12.36(7/15)→-11.03(7/22)→-11.17%(7/29)→-10.56%(8/5)→-10.48%(8/12)→-10.55%(8/19)→-9.80%(8/26)と4週続けて改善し、-9%台まで改善したところで売られました。短期的な調整局面と見ています。週間で-500円以上下げたので短期調整局面です。9月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
月足では、8月は+290円高で、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る上昇基調で引けました。9月は8月の上げ幅を下回る-440円安で始まりましたが、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る上昇基調は維持しています。月足のチャートの形は、またペナント型の範囲に戻したので、上下どちらか放れ待ちの形に戻りました。
月足チャートでは、8月に12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回る上昇転換で引けました。9月は売られて始まりましたが、12ヶ月移動平均線を上回る上昇状態は維持しています。引き続き、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態は、上昇基調は続きます。月足のチャートはペナント型の範囲まで下げたので、上下どちらか放れ待ちに戻しました。10月以降、上放れてくると見ています。9月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
7月から8月に+3000円幅値上がりしました。今週は高値から約半値まで売られていますが、半値以上を維持し、上昇基調は維持しています。チャート的には、75日から200日移動平均線を上回っています。75日から200日移動平均線を上回る状態は、上昇基調を維持しています。
チャート的には、売られても75日から200日移動平均線を上回る状態は維持しています。75日から200日移動平均線を上回る状態は、上昇基調を維持しています。75日から200日移動平均線を下回ってくると売り転換の心配はあります。9月の観察ポイントです。
松下幸之助に次ぐ、京セラ稲盛氏逝く。米国はFRBの金融政策で乱高下続く。日本市場は押し目形成か。露ウクライナの影響はどうか。世界はどう動く。
臨時コメントについて
相場が急変したり基調が変わるようなときには、その都度臨時コメントが掲載されます。
臨時コメントは株の達人ユーザーのみのサービスです。
↓ブログでは日経平均や先物、ミニ先物などの分析を掲載しております。ほぼ毎日更新!ぜひご覧ください。
本日の市況と個別株徹底解説
https://www.sevendata.co.jp/user_blog/