今週も戻り基調は続いています。9月から10月の下落の安値から(高値)約+2000円戻し、底入れ感が強まったと感じる切り返しです。引き続き11月に向け、上昇局面は強まると見ています。9月末に下回った200日移動平均線を上回ってきました。次は75日移動平均線(上値抵抗線)を上回ってくれば、上昇相場に戻します。
相場の立ち上がりは半導体から始まり、半導体からピークを付けます。半導体関連株も中間決算が出始め、アドバンテスト、レーザーテック、東京エレクなど25日移動平均線を上回り、反発局面に転じてきました。今後も半導体関連株の回復が続くなら、相場全体に上昇は波及します。今後も半導体関連の中間決算内容と動きに注目は続きます。
ドル円相場では、国家として強い意志を示しました。円安は望むものの急激な円安は望んでいないとし、まず円安にし、輸出産業回帰はできるか。中国から工場を戻した企業には、移転費用の3分2が補助される。輸出競争力は円高では無理です。ドル円150円でサプライチェーンは戻せるか。産業を戻すにも痛みは伴うが、次は為替円安維持が課題になるでしょう。
10月をボトムとし切り返していますが、中間決算が出揃う11月は、さらに急伸すると見ています。75日移動平均線を上回り上昇相場に戻せれば、11月は大きく値上がりし、上昇局面は2月(節分天井)まで続くのではないかと見ています。しばらく切り返し局面は続くと見ています。
上昇局面は半導体関連から動きが表れ、次に小型株に点火し、その次は中型株から、材料株、電子部品、主力株、好業績株などへ上昇は広がり幅広く買われます。そういう意味では10月の低い水準は、買い場が続くと見ています。
10月4週の東証プライム(1838銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、9月末のボトム水準は上回っている。2022年4月(4)931銘柄(225種125)→4月末703銘柄(225種107)→5月末774銘柄(225種108)→6月末810銘柄(225種105)→7月末1125銘柄(225種142)→8月末1182銘柄(225種146)→9月(15)1066銘柄(225種138)→9月(21)1086銘柄(225種141)→9月末715銘柄(225種66)→10月(6)1070銘柄(225種118)→10月(13)709銘柄(225種64)→10月(20)914銘柄(225種84)→10月(27)899銘柄(225種80)と225種銘柄は少し減った。増加に戻せるか。10月の観察ポイントです。
10月4週の東証スタンダード(1450銘柄)もボトムゾーンから少し増加は続いている。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)705銘柄→4月末518銘柄→5月末657銘柄→6月末677銘柄→7月末859銘柄→8月末859→9月(16)698銘柄→9月(22)630銘柄→9月(末)435銘柄→10月(7)490銘柄→10月(14)455銘柄→10月(21)468銘柄→10月(28)472銘柄と少し増加は続いている。増加に転ずるか。10月の観察ポイントです。
10月4週のグロース市場(495銘柄)も増加は続いている。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)320銘柄→4月末192銘柄→5月末213銘柄→6月末149銘柄→7月末262銘柄→8月末279銘柄→9月(16)226銘柄→9月(22)197銘柄→9月(末)145銘柄→10月(7)173銘柄→10月(14)159銘柄→10月(21)191銘柄→10月(28)200銘柄と少し増加する。増加は続くか。10月の観察ポイントです。
10月4週の東証プライム(1838銘柄)の少し増加する。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)912銘柄(225種118)→4月末739銘柄(225種98)→5月末918銘柄(225種122)→6月末903銘柄(225種109)→7月末1186銘柄(225種128)→8月末1275銘柄(225種154)→9月(16)974銘柄(225種121)→9月(22)934銘柄(225種105)→9月(末)585銘柄(225種50)→10月(7)914銘柄(225種87)→10月(14)811銘柄(225種79)→10月(21)680銘柄(225種57)→10月(28)673銘柄(225種62)(225種67)と少し増加する。増加は続くか。10月の観察ポイントです。
<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>
10月ボトムに「801」NYダウの切り返しは続いています。25日移動平均線を上回ってから、一気に75日移動平均線を上回る強い切り返しになっています。NYダウの切り返しは、年末に向けた利上げを織り込んだと見る動きです。10月安値から切り返し、6月安値を上回り、強い戻り局面になっています。月足では60ヶ月移動平均線(下値支持線)で切り返しています。日足で200日移動平均線を上回れば、上昇基調に戻します。11月の観察ポイントです。
10月安値から切り返していますが、「803」NASDAQ指数は、25日移動平均線前後で弱い戻り局面となっています。NYダウの切り返しに連動していますが、少し弱い戻りから、まだ75日移動平均線を下回る状態です。6月安値を上回る状態は、下げ止まりを意味します。75日移動平均線を上回ってくれば、底入れに向かいます。11月の観察ポイントです。
<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
スタンダード銘柄は、10月安値から切り返しが続いています。スタンダード指数は200日移動平均線は下回っていますが、このまま増加が続けば、上回るのも日柄待ちになっています。「125」東証スタンダード単純総合指数は、200日移動平均線を上回ってくれば、底入れ確認の動きとなります。11月の観察ポイントです。
<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド
政府は9月から2度目の為替介入を行いました。円安は望むが、急速な円安は望んでいないとしました。今週は151円までオーバーシュートしました。2度の為替介入から、当面150円が政府目標と言えそうです。当面は円安を維持しながら、150円は監視されるレンジに変わりました。
日足チャートでは、75日ボリンジャーバンドでは、+2Σを上回る水準から政府介入があり、+2Σを下回ってきました。しばらく横ばいに入る動きとなってきました。また+2Σを上回るなら、円安へ向かうでしょうが。+2Σを下回ってきたので、+2Σから+1Σのゾーンでの推移に移ってきたと言えます。25日移動平均線を下回ると、75日移動平均線までブレる可能性もあります。11月の観察ポイントです。
<日経平均 610評価損率・週足チャート>
10月3週の評価損率は-12.21%(10/14)→-11.04%(10/21)と前週より改善し、前々週より2%改善しました。9月末のボトムゾーンから、切り返している事が分かります。-13%かまで大きく悪化した後は、需給整理が進み、買いに転じ、改善が続きました。11月は中間決算発表を控え、業績改善銘柄が増えれば個別株は買われるでしょう。中間決算が悪ければ売られます。評価損率の数値は、個別株の動きによって数値は動きます。まだ13週移動平均線(上値抵抗線)が下回っている間は上昇転換できません。
7月以降の評価損率の数値は→-13.13(7/1)→-12.16(7/8)→-12.36(7/15)→-11.03(7/22)→-11.17%(7/29)→-10.56%(8/5)→-10.48%(8/12)→-10.55%(8/19)→-9.80%(8/26)→-10.79%(9/2)→-9.42%(9/9)→-10.56%(9/16)→-10.76%(9/22)→-13.07%(9/30)→-12.09%(10/7)→-12.09%(10/14)→-11.04%(10/21)と改善に転じました。11月を控え中間決算発表後も改善は続くと見ています。11月の観察ポイントです。
<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)
10月の上げ幅(上値)は+1500円高に迫っています。9月の下げ幅を取り戻しています。上値は6ヶ月から12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)まで戻し、11月に向け下値は買われている事が分かります。11月は6ヶ月から12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回り、上昇相場に戻し、買い基調が続くかがポイントになります。
月足チャートでは、8月戻り高値から9月の大陰線の下げ幅は、10月の大陽線の切り返しで取り戻しています。6ヶ月から12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回れば、上昇相場に戻すので上げ幅は大きくなる期待があります。引き続き、11月は6ヶ月から12ヶ月移動平均線(上値抵抗線)を上回る上昇転換から上昇相場に戻すか。11月の観察ポイントです。
<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率
今週も週間で、高値まで約+600円戻しました。9月末から10月始め評価損率が悪化し、投げ売りが出て需給整理は終わり、11月に向けて新規買いが強まっている事が、週末は200日移動平均線(上値抵抗線)で伸び悩み、上げ幅を縮めました。11月に向けて、200日から75日移動平均線を上回る上昇期待があります。200日から75日移動平均線を上回ってこれるか、観察ポイントです。
今週はチャート的に、25日から200日移動平均線(上値抵抗線)を上回る強い戻り局面となりました。次は75日移動平均線を上回り、上昇基調に戻せるかどうか。75日移動平均線を上回る状態を維持できれば、上昇相場に戻し、8月高値を上回る期待感が出てきます。来週から11月相場入りします。75日移動平均線を上回れるか、相場の強弱を見るポイントです。11月の観察ポイントです。
米国中間選挙の影響はあるのか。年末に向けた中国経済の影響はあるか。内閣支持率の低迷は続くか。世界はどう動く。
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