日経平均株価の動き(2023年01月20日)

年末に日銀が0.25%利上げ発表後、銀行株は値上がりし、強い上昇局面を更新しました。金融株の上昇は株式市場にとって良い事です。過去の株式市場では、日経平均が値上がりする局面で金融株が上がらない事もあっても、金融株が値上がりする局面で日経平均が上がらない事は無かった。金融株に連動しない日経平均の動きを観察したいと考えます。

金融株が値上がりする事で、日経平均の上昇も連れ高が期待されましたが、今回の局面では、日経平均は2万6000円前後で動けていません。過去の上昇局面の常識とも言えた、金融株が日経平均の牽引役という投資判断が通じません。金融株が上がり、日経平均が上がらない株式市場の動きは始めての事ではないでしょうか。18日の日銀会合で金融緩和継続を発表後、一時的に大幅高しましたが、75日移動平均線を上回る上昇基調には戻せていません。日銀は市場を壊さないよう配慮したようです。

2023年1月スタートから半導体関連株(アドバンテスト・レイザーテック・東京エレクなど)は、75日移動平均線を上回って始まりました。市場に先行して動く性質から幸先の良いスタートと見ていましたが、日経平均は動かなかった。今週の日銀会合を意識し、様子見していたのか。来週は75日移動平均線を上回れるか観察です。75日移動平均線を上回れば、再上昇に戻します。

株式市場では、個別株の動きは、現在値上がりしている株にも底値があります。いったん底入れしてから上昇基調に向かいます。先回りし、底値銘柄から銘柄選びをすれば値上がり株を探せる確率は高いでしょう。でも現実は高くなった株に手を出す人もいます。どんな局面でも、まず底入れした株から絞り込むのも大切です。

現在、6ヶ月移動平均線(東証P・1839銘柄)を上回る銘柄数は、1月始め600銘柄を下回っていました。銘柄数が少なければ少ないほど底値ゾーンと見る数値です。その中で底値にある業種や銘柄を絞り込むことで、リスクを小さくすることができます。米国投資研究グランビル氏は投資はタイミングが全てだ。底値や上がるタイミングの重要性を言い残しました。

今週は日銀会合で金融緩和継続が発表され、日経平均は週間で+500円以上値上がりする場面もありましたが、萎んで引けました。市場の基調転換は、日経平均が週間で+500円以上の値上がり確認からです。来週以降、今週の上げ幅を下回らなければ、上昇は続くと見る事が出来ます。引き続き、底値株、上昇基調、好業績株の注目は続きます。

1月3週の東証プライム(1839銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、1月ボトムから少し増加は続いている。2022年4月(4)931銘柄(225種125)→4月末703銘柄(225種107)→5月末774銘柄(225種108)→6月末810銘柄(225種105)→7月末1125銘柄(225種142)→8月末1182銘柄(225種146)→9月末715銘柄(225種66)→10月末989銘柄(225種103)→11月末1115銘柄(225種141)→12月末752銘柄(225種71)→1月(5)547銘柄(225種52)→1月(12)690銘柄(225種73)→1月(19)750銘柄(225種73)と1月ボトムから増加場続いている。切り返せるか。1月の観察ポイントです。

東証プライム銘柄

225銘柄

1月3週の東証スタンダード(1450銘柄)は、半数以下での低迷が続いています。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)705銘柄→4月末518銘柄→5月末657銘柄→6月末677銘柄→7月末859銘柄→8月末859→9月末435銘柄→10月末538銘柄→11月末777銘柄→12月末609銘柄→1月(6)625銘柄→1月(13)629銘柄→1月(20)728銘柄と低迷しています。大きく戻せるか。1月の観察ポイントです。

東証スタンダード銘柄

1月3週のグロース市場(514銘柄)も半数以下で、低迷が続いています。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)320銘柄→4月末192銘柄→5月末213銘柄→6月末149銘柄→7月末262銘柄→8月末279銘柄→9月末145銘柄→10月末194銘柄→11月末251銘柄→12月(末)144銘柄→1月(6)124銘柄→1月(13)152銘柄→1月(20)178銘柄と低迷しています。半数以上の増加に戻せるか。1月の観察ポイントです。

東証グロース銘柄

1月3週の東証プライム(1839銘柄)も低迷が続いています。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)912銘柄(225種118)→4月末739銘柄(225種98)→5月末918銘柄(225種122)→6月末903銘柄(225種109)→7月末1186銘柄(225種128)→8月末1275銘柄(225種154)→9月末585銘柄(225種50)→10月末858銘柄(225種90)→11月末1095銘柄(225種136)→12月末774銘柄(225種67)→1月(6)588銘柄(225種50)→1月(13)706銘柄(225種68)→1月(20)867銘柄(225種81)と半数以下の低迷が続いています。増加に戻せるか。1月の観察ポイントです。

東証プライム銘柄

225銘柄

<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>

1月のNYダウは、+1000ドル高まで戻して始まりましたが、今週の経済指標の発表で上げ幅は帳消しされました。もう少しで11月の戻り高値を上回ろうと言うところから、反落しました。日足チャートでは、75日から200日移動平均線を上回る水準を維持し、25日移動平均線を上回る水準から、大陰線で下回ってしまいました。再度25日移動平均線を上回れるか。25日移動平均線を上回れないと調整局面が続く事になります。上回れば上昇基調に戻します。1月の観察ポイントです。

「803」NASDAQ指数は、75日移動平均線を上回り下げ渋っています。10月安値を意識するものの、75日移動平均線を上回る水準を維持できれば、底固めの動きと見る事が出来ます。引き続き、昨年10月安値を意識しながら、75日移動平均線を上回る底固めに向かうか観察です。1月の観察ポイントです。

NYダウ NASADAQ指数 日足チャート

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

スタンダード指数も10月安値を意識しながら、200日移動平均線を下回る水準で下げ渋る動きです。75日から200日移動平均線を上回れなければ底固め確認はできません。75日から200日移動平均線を上回れば上昇に戻す動きです。1月の観察ポイントです。

東証スタンダード単純総合指数 日足チャート

<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド

12月に200日移動平均線を下回ってから、ドル円相場は127円まで円高に動きました。今週の日銀会合で金融緩和維持を発表、一時は131円まで円安に動きが→また127円まで円高に戻すと言う荒い動きでした。大きく乱高下しても、チャート的には10日移動平均線を上回れていません。

日足チャートでは、200日から25日移動平均線を下回る円高の動きは続いています。それでも、10日から25日移動平均線を上回るところまで戻せていません。チャート的には75日ボリンジャーバンド(中心線)は下向きに下方拡大し、現在-2Σから-1Σレンジでの推移です。25日移動平均線を下回る間は、円高への動きは止まっていません。今は下方拡大した-1Σから-2Σのレンジでの推移が続いています。1月の観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<日経平均 610評価損率・週足チャート>

1月2週の評価損率は、-10.49%と12月より+2%改善しました。-10%は、戻り高値ゾーンまで改善した事を意味します。今週の日銀発表後の高値では、さらに26800円まで上げたので、短期的に売り場になり戻り売られました。今週は26800円まで戻しましたが、上値に売り物が控えていて、上げ幅はイッテコイとなりました。来週発表の数値は、前週値と同じくらいなら戻りは重くなります。

昨年10月以降の評価損率の数値は-12.09%(10/7)→-10.62%(11/4)→-9.59%(11/25)→-10.06%(12/2)→-9.51%(12/9)→-10.40%(12/16)→-12.47%(12/23)→-11.12%(12/30)→-10.49%(1/13)と改善し、戻り高値ゾーンまで戻した事から上値は売られました。再度-13%以下に悪化した時が、買い場のチャンスになります。1月の観察ポイントです。

評価損率・週足チャート

<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)

2万6000円割れから始まった動きは、日銀発表で+700円高まで大きく戻しましたが、翌日には再下落し、上げ幅は+450円まで縮小しました。ペナント型の範囲での推移は変わらないが、下値は買われたが、上値に戻り売りが控えている事が分かりました。12月は約-1900円幅下げました。この12月の下げ幅の半値(+900)以上に戻せないと、切り返しとは言えません。月足チャートでは、心配されたペナント型は崩れていません。

月足チャートでは、2021年から2年も長期ペナント型ボックスの上値抵抗線を上回れない動きが続きました。1月はペナント型を下放れて始まりましたが、今週の日銀の金融緩和継続発表で買われ、下値は維持しています。ペナント型を維持しています。6ヶ月移動平均線を上回ってくれば、切り返しの動きと見る事が出来ますが、上値は重い状態です。反発には好材料が必要です。1月の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

1月は2万6000円割れ、25日騰落レシオは75ポイントの売られ過ぎボトム水準で始まりました。前週の戻りが弱いリバウンドで終わったのは、今週の日銀発表を待っていた様です。今週は週間で+500円以上値上がりする場面もありましたが、週末には上げ幅を縮小させました。まだ下げ止まり確認はできていません。

チャート的には、まだ75日から200日移動平均線を下回っているので、まだ底入れ確認はできていません。10月安値を上回っているので、まずは25日から75日移動平均線を上回ってくれば、底入れ確認です。来週は25日から75日移動平均線を上回れるか。下げ止まりの動きは確認できるか。この点が下げ止まり確認になります。1月の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

日銀は市場維持に決めたか。NYダウの崩れ止まるか。露・ウクライナ戦争いつまで続く。コロナ拡大は収まるか。世界はどう動く。

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