日経平均株価の動き(2023年03月17日)

今週は3月SQ明け(SQ値28377円)でしたが、週末に米国2銀行が経営破綻を発表。米国マーケットは金融不安から売られました。金融不安からNYダウは大幅下落し、その影響を受け、週明けの日本市場は大幅に売られて始まりました。3月高値は28730円まで伸ばしたが、今週は高値から約-2000円以上下落しましたが、月間では下げ幅は前月比約-150円安まで戻しています。下げ幅から見ると大きな影響とは言えません。

米国は銀行でも倒産が先で、経営者の責任問題を出してから救済します。日本は先に公的資金を注入し、救済してから責任追及します。日米の救済方法は真逆です。どちらにしても金融不安を招くような事はしない。日本は1990年代に、米国の圧力で米国式に拓銀(銀行)を倒産させました。北海道は大不況に陥り、倒産の嵐が吹き荒れました。その教訓から、日本は余程の事がなければ銀行は倒産させないでしょう。

米国は先に倒産させる国柄。これから連鎖で銀行倒産が続く心配は残っています。米国の場合、倒産させる事は金融不安をあおる訳ではありません。先に責任を出したから救済する国です。まだ余波が消えたわけではありませんが、4月以降には落ち着くだろうと見ています。このあたりから買われてくると見ています。

前々からクレディスイスの業績不安は出ていましたが、ナショナルバンクであるから倒産する事は無いし、何の問題も起きない。EUは0.5%利上げをし、インフレ対策と発表しました。欧米の金融機関は傷んでいるが、景気を悪化させるような倒産は避け、救済するでしょう。

過去の金融不安の局面では、必ず政府が救済しました。また市中へ低金利で流動性を高くするなど、しばらくテコ入れを続けました。マーケットに資金が集まり、いわゆる金融相場(ミニバブル)になる事が多い。日本は金融緩和を維持しながら、4月に2024年度業績予想が出てくるので、金余りから5月か6月には、金融相場(ミニバブル)からV字回復の可能性が強まると期待しています。

現在の様な乱高下の中でも、半導体関連株は崩れていません。強い上昇局面を維持しています。逆に大きく売り込まれたのは金融株です。相場が大きく売られた時は好業績株を狙うのは基より、下げなかった株、大きく売られた株も狙い目になります。短期的には3月決算を控え、売り込まれた高配当銘柄も狙い目になるでしょう。

既に投資家の目は2024年度業績予想が良く、上げ余地を残している業種に向いています。引き続き、中国に対し輸出規制が強化される半導体関連など注目は続き、5月以降のインバウンドの回復期待から、多方面に渡る業種もチェックされています。しばらく乱高下を残す可能性があるが、下げた時が買いチャンスと見ましょう。

3月3週の東証プライム(1836銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は1000銘柄以下まで減少した。2022年4月(4)931銘柄(225種125)→4月末703銘柄(225種107)→5月末774銘柄(225種108)→6月末810銘柄(225種105)→7月末1125銘柄(225種142)→8月末1182銘柄(225種146)→9月末715銘柄(225種66)→10月末989銘柄(225種103)→11月末1115銘柄(225種141)→12月末752銘柄(225種71)→1月末1105銘柄(225種118)→2月末1198銘柄(225種141)→3月(2)1184銘柄(225種144)→3月(9)1421銘柄(225種168)→3月(16)890銘柄(225種92)まで減少した。再度回復を待ちたい。3月の観察ポイントです。

東証プライム銘柄

225銘柄

3月3週の東証スタンダード(1446銘柄)は半数以上も大きく減少に転じた。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)705銘柄→4月末518銘柄→5月末657銘柄→6月末677銘柄→7月末859銘柄→8月末859→9月末435銘柄→10月末538銘柄→11月末777銘柄→12月末609銘柄→1月末905銘柄→2月末1022→3月(3)1013銘柄→3月(10)1065銘柄→3月(17)870銘柄と減少した。強気は続くか。3月の観察ポイントです。

東証スタンダード銘柄

3月3週のグロース市場(512銘柄)は減少は続いている。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)320銘柄→4月末192銘柄→5月末213銘柄→6月末149銘柄→7月末262銘柄→8月末279銘柄→9月末145銘柄→10月末194銘柄→11月末251銘柄→12月(末)144銘柄→1月末254銘柄→2月末234銘柄→3月(3)247銘柄→3月(10)266銘柄→3月(17)223銘柄と減少した。3月の観察ポイントです。

東証グロース銘柄

3月3週の東証プライム(1839銘柄)も1000銘柄以下に減少した。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)912銘柄(225種118)→4月末739銘柄(225種98)→5月末918銘柄(225種122)→6月末903銘柄(225種109)→7月末1186銘柄(225種128)→8月末1275銘柄(225種154)→9月末585銘柄(225種50)→10月末858銘柄(225種90)→11月末1095銘柄(225種136)→12月末774銘柄(225種67)→1月末1220銘柄(225種138)→2月末1229銘柄(225種140)→3月(3)1339銘柄(225種162)→3月(10)1399銘柄(225種168)→3月(17)1034銘柄(225種101)と減少した。増加に戻せるか。3月の観察ポイントです。

東証プライム銘柄

225銘柄

<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>

週末に米国は2銀行の倒産から、NYダウは32000ドルを割り込むまで売られ、200日移動平均線を下回る下落となりました。200日移動平均線(上値抵抗線)を下回った事から、再度200日移動平均線を上回ってこなければ、下げ止まり確認はできません。引き続き、200日移動平均線前後で下げ渋るか観察ポイントです。3月の観察ポイントです。

金融不安の中でも「803」NASDAQ指数は、75日から200日移動平均線を意識し、下げ渋りました。75日から200日移動平均線前後を維持し、崩れなかった。引き続き、75日から200日移動平均線を意識した動きは続いています。75日移動平均線を下回らなければ、売り崩されないと見ています。3月の観察ポイントです。

NYダウ NASADAQ指数 日足チャート

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

スタンダード指数は上値更新相場を続けていましたが、この下落で25日移動平均線割れまで調整しました。全体の下落の影響はあっても、それほど大きくなかったと感じます。75日移動平均線を上回る動きは、上昇基調を維持していると言えます。3月の観察ポイントです。

東証スタンダード単純総合指数 日足チャート

<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド

米国2銀行の倒産、クレディスイス銀行に飛び火したが、ドル円相場は131円まで円高に動きました。大きく円高に振れたが、また133円に戻しています。不安が薄れてきたと見る動きです。75日移動平均線を下回ってたので、しばらく75日ボリンジャーバンド中心線から-1Σのレンジで推移しそうです。

3月は200日移動平均線(136円)まで円安に動き、200日移動平均線前後で推移していましたが、米国金融不安から円買いに動き、75日移動平均線を下回る円高の動きとなりました。再度75日移動平均線を上回ると、円安に向け動くと見る事が出来ます。75日移動平均線(中心線)を下回ったので、75日ボリンジャーバンド中心線(135円)から-1Σ(130円)の範囲で推移します。3月の観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<日経平均 610評価損率・週足チャート>

3月の評価損率は、-9%(3/3)→-9.24%(3/10)と2週続けて9%台の高値ゾーンまで改善しました。この改善の後、米国の2銀行の倒産から、日経平均は-500円以上の下落となりました。評価損率の数値から、高値ゾーンであった事も売られやすかった。短期的に-2000円幅下げたので、短期的に売られ過ぎから買戻しも加わり、下げ渋るか反発に転ずると見ていますが、目先は週間で-500円以上下落したので、下降転換と判断する下げ幅です。評価損率は改善し、高値ゾーンから売られやすかった。再度、週間で+500円以上値上がりすれば、上昇転換と判断できます。

昨年10月以降の評価損率の数値は、-12.09%(10/7)→-10.62%(11/4)→-9.59%(11/25)→-10.06%(12/2)→-9.51%(12/9)→-10.40%(12/16)→-12.47%(12/23)→-11.12%(12/30)→-10.49%(1/13)→-10.02%(1/20)→-10.16%(1/27)→-10.54%(2/3)→-10.32%(2/10)→-9.89%(2/17)→-10.09%(2/24)→-9.21%(3/3)→-9.24%(3/10)と2週続けて9%の高値ゾーンを強めていました。-13%前後まで悪化すると下値は買われます。3月の観察ポイントです。

評価損率・週足チャート

<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)

月足では、長らく続いたペナント型上値抵抗線を、3月に+1700円高で上放れたと思ったら、また27000円割れまで売られ、元のペナント範囲まで下げてきました。イッテコイ相場と言えます。再度上放れるには、欧米の金融不安が無くなり、2024年業績予想が出る4月か5月以降にズレ込むと言えます。

月足チャートでは、上値はペナント型上値抵抗線まで下げた事で、上値を押さえている事がよく分かります。ペナント型は上下どちらかに放れを待つ状態であり、4月か5月以降にズレると見ています。4月以降、6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る状態に戻せば、上昇基調に戻したと見る事が出来ます。3月の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

日足チャートでは、前週に昨年11月高値を上回ったと思ったところ、今週は米国2銀行倒産から一気に売られてしまいました。再度27000円割れまで急落しました。今後、米国銀行など信用不安が終息すれば、安値には買いが入ってくるでしょう。信用不安が続く間は買われにくいので、状況確認が続きます。

チャート的には、75日から200日移動平均線(下値支持線)は下回る売り崩しとなったため、再度75日から200日移動平均線を上回ってこなければ、上昇相場に戻せません。75日から200日移動平均線を上回ってくれば、再上昇に戻したと言えます。3月の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

米国の金融不安いつまで続く。クレディスイス信用不安は終わったか。2024年業績は好業績予想銘柄は買われる。世界はどう動く。

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