日経平均株価の動き(2023年05月19日)

本日からG7広島サミットが始まりました。G7開催間際まで伏せていた岸田首相が準備してきた発言は、外国人投資家に好感されました。これが5月GW明けの一番の材料になったと思いました。外国人投資家の買いで押し上げられ、3万900円に乗せ、アベノミクスの高値を上回りました。NYタイムスの岸田首相へのインタビューで、日本を軍事大国に変えると発言したとあります。一見強権的な発言に感じられるが、軍事大国は経済を大きくしないと作れない。大幅な内需拡大を意味します。外国人投資家好みの発言と感じられました。また軍事大国は、G7の役割を担うと言う意味があります。

昨年から、防衛費の増額を発言してきました。いよいよG7で役割を担い、G7共通目標、安全で自由で開かれた世界経済秩序を支援する。と言う発言でも、日本の発言力が増す事から、外国人投資家から好まれました。武器はG7から買えるが、置く場所を作らなければならない。まず軍事大国は、基地の用地取得や港湾整備と基地建設から始まります。これらで内需が買われる理由と見ています。5月QW明け、一気にアベノミクス高値を上回るとは思っても見なかった。外国人投資家を呼び込んだ岸田首相の政策は、アベノミクス超えと感じました。

先ず半導体工場の用地取得や建設が始まっています。内需拡大し、経済を強くする国策が動いています。短期間に経済拡大は作れない。1980年代のバブル崩壊で経験済みです。これから中長期目標として、経済(内需)を拡大するための国策が続く期待があります。今後の日本の成長に期待する外国人投資家動向と見る事が出来ます。
今週、半導体指数(842)は25日から75日移動平均線を上回り、再上昇に切り返しました。半導体指数が切り返したことも、相場を押し上げました。

目先は5月連休が明け、2024年度業績予想は出揃いました。述べてきたように、高くなった株は売られ、ダメな株も売られ、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数はピークを上回れず減っています。日経平均(主力株)は値上がりする中でも、個別株は売られ始めている事を表しています。逆に将来性のある増収増益予想の株は買われています。引き続き、2024年度業績予想は出揃った事で、相場は2極化しています。高くなった株は売られ、出遅れ株、好業績予想の株、材料株にシフトしてくるでしょう。

G7に向けて、急速に株は3万円に乗せました。3万円に乗せたから株は買おうと考えるものではありません。これから3万円に上がるから、安いうちに買っておこう。2万6000円とか7000円のボトムの時に、割安な株を仕込んでおくと言うのが投資の考え方です。他の人が買う前に仕込めたら最高でしょう。相場とは、高値掴みをしてくれる人も居ないと成り立たないものです。高値掴みには気を付けましょう。

岸田首相のG7に向けた発言が好感され、アベノミクスを上回る株式市場です。思っていた水準を上回ってきました。短期的には、売り場が近づいていると見ています。高くなった株は売り場接近と見ましょう。高くなった株に手を出すのは見送りましょう。出遅れ株、底値立ち上がり株など、ローリスク銘柄へ買い目線を変えましょう。また上昇基調を続けている株は、押し目待ちと見ましょう。相場の流れ的には、次は7月か8月の押し目を待ちたい。もし下がらなければ強いと言えるかもしれない。

5月3週の東証プライム(1836銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、1000銘柄以上を維持しているが、GW明け(1411)をピークに減少している。2022年4月(4)931銘柄(225種125)→4月末703銘柄(225種107)→10月末989銘柄(225種103)→11月末1115銘柄(225種141)→12月末752銘柄(225種71)→1月(23年)末1105銘柄(225種118)→2月末1198銘柄(225種141)→3月末1073銘柄(225種116)→4月(13)1109銘柄(225種139)→4月(20)1216銘柄(225種161)→4月末1154銘柄(225種153)→5月(11)1294銘柄(225種171)→5月(18)1309銘柄(225種177)とピークより少ない。増加に戻せるか。ピークを付けたか。5月の観察ポイントです。

東証プライム銘柄

225銘柄

5月3週の東証スタンダード(1444銘柄)も半数以上は維持しているが、GW明け(998)をピークに減少している。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)705銘柄→4月末518銘柄→10月末538銘柄→11月末777銘柄→12月末609銘柄→1月(23年)末905銘柄→2月末1022→3月(末)898銘柄→4月(14)891銘柄→4月(21)891銘柄→4月(末)883銘柄→5月(12)864銘柄→5月(19)772銘柄と減少している。増加に戻せるか。5月の観察ポイントです。

東証スタンダード銘柄

5月3週のグロース市場(527銘柄)もGW明け(259)をピークに減少している。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)320銘柄→4月末192銘柄→10月末194銘柄→11月末251銘柄→12月(末)144銘柄→1月(23年)末254銘柄→2月末234銘柄→3月(末)255銘柄→4月(14)263銘柄→4月(21)232銘柄→4月(末)216銘柄→5月(12)214銘柄→5月(19)187銘柄と減少している。増加に戻せるか。5月の観察ポイントです。

東証グロース銘柄

5月3週の東証プライム(1836銘柄)も1000銘柄以上は維持するが、GW明け(1434)をピークに減少している。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)912銘柄(225種118)→4月末739銘柄(225種98)→10月末858銘柄(225種90)→11月末1095銘柄(225種136)→12月末774銘柄(225種67)→1月(23年)末1220銘柄(225種138)→2月末1229銘柄(225種140)→3月(末)1203銘柄(225種139)→4月(14)1231銘柄(225種156)→4月(21)1252銘柄(225種169)→4月(末)1312銘柄(225種177)→5月(12)1288銘柄(225種169)→5月(19)1281銘柄(225種174)とピークを上回れない。増加に戻せるか。5月の観察ポイントです。

東証プライム銘柄

225銘柄

<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>

今週のNYダウは、昨年末以降、34000ドルに乗せた後は売られ、伸び悩んでいる動きから抜け出せていません。チャート的には、75日移動平均線を下回ると戻しています。まだ200日移動平均線(下値支持線)は上回っています。引き続き、75日移動平均線を上回ってこなければ、上昇相場を維持できないし、戻れないでしょう。5月の観察ポイントです。

NYダウと対照的に「803」NASDAQ指数は、12000ポイントに乗せてからも下値を切り上げ、上昇は続いています。75日移動平均線は、200日移動平均線を上回る上昇立ち上がりから、25日から75日移動平均線を下値支持線に、上値更新が続いています。25日から75日移動平均線を上回る状態は、上昇基調の立ち上がりが続いていると見ます。5月の観察ポイントです。

NYダウ NASADAQ指数 日足チャート

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

5月のスタンダード指数は上昇基調は維持していますが、25日移動平均線を下回ってきました。3月高値は上回れないまま伸び悩んでいる状態です。3月高値を上回れない間は、ボックス相場が続くと判断されます。またS市場の個別株は、75日移動平均線を上回る銘柄数は減り、利食い売りから売られています。引き続き、25日移動平均線を上回るまで戻し高値を上回れるか観察です。5月の観察ポイントです。

東証スタンダード単純総合指数 日足チャート

<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド

5月連休明けのドル円相場は、レンジを円安に変えてきました。75日ボリンジャーバンド中心線(133円)から、+2Σ(137円)の円安レンジが続いていました。今週は138円と+2Σを上回る円安へと動き始めたようです。+2Σを上回ると、75日ボリンジャーバンド+1Σ(136)から+3Σ(140)へと円安に動き出していた様です。75日ボリンジャーバンド幅が拡大に転ずると円安は強まります。

ドル円相場は、75日ボリンジャーバンド+1Σ(136円)から+3Σ(140円)のレンジに乗せて、ジリジリ円安に動き出してきました。75日ボリンジャーバンド(中心線133円)から+3Σ(140円)幅での推移は、G7後のドル円相場は円安に動くか。G7明けの観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<日経平均 610評価損率・週足チャート>

日経返金の上昇に伴い、評価損率の改善は続いています。-9.29%(4/28)→-9.46%(5/12)と4週続けて、-8%から9%台の高値ゾーンで推移が続いています。今週の日経平均は、G7に合わせて3万円台に乗せてきました。岸田首相の発言が外国人投資家に好感され、アベノミクス越えです。2024年業績予想が出揃った後でも、強気水準を維持できるか観察です。

評価損率の数値は、-12.09%(10/7)→-10.62%(11/4)→-9.59%(11/25)→-11.12%(12/30)→-10.16%(1/27)→-10.09%(2/24)→-9.21%(3/3)→-9.24%(3/10)→-10.91%(3/17)→-10.46%(3/24)→-10.03%(3/31)→-10.39%(4/7)→-8.59%(4/14)→-9.27%(4/21)→-9.29%(4/28)→-9.46%(5/12)と4月からG7に向け続く、高値ゾーンはどう動くか。この高値ゾーンの水準はいつまで続くか。高値ゾーンは売り場接近です。5月の観察ポイントです。

評価損率・週足チャート

<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)

今週の上げ幅は、+1500円と大幅に伸ばしました。月足チャートでは、上げ幅を+2000円と伸ばしてきました。3月から6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回り、上昇立ち上がりから上昇は強まり、ペナント(上値抵抗線)を上放れから上げ幅は大きくなりました。上値を抑えられてきたペナント型上値抵抗線は、G7の岸田首相発言から新たな相場展開にチェンジした様です。

4月末の月足チャートは、ペナント型上値抵抗線を上回れるかどうかを心配した動きでしたが、G7に向け2021年アベノミクス高値30795円を上回りました。外国人投資家の期待値が大きかったと感じた上げ幅です。岸田首相は、株価でもアベノミクス超えした総理です。G7後もアベノミクスを上回る動きは維持できるか。5月の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

日足チャートは、4月の上げ幅(815円高)を上回り、5月は+2000円高と伸ばしています。目先は3万円台に乗せ、アベノミクス高値を上回ったことで、短期の達成感は感じられます。29500円以上を維持する間は、強い上昇局面は維持されるが、29500円を下回ると売り転換する可能性もあります。来週以降、週間で-500円以上売られると下降転換が心配されるでしょう。-500円以上下げなければ、上昇局面は続きます。

日足チャートは、長期のボックス相場から上抜けし、5月に3万円に乗せ、アベノミクスを上回った事は予想以上の強さと感じました。チャート的に、10日から25日移動平均線を下値支持線に強い上昇局面が続いています。短期では、10日から25日移動平均線を下回ると売り転換の心配があります。G7後も上昇は続くか。目先は高値形成するか。5月の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

G7閉会後どう動く。外国人投資家の日本買いは続くか。ウ・露戦争は停戦はあるか。世界はどう動く。

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