日経平均株価の動き(2023年06月09日)

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今週は6月SQ週(SQ値32018円)でした。引けもSQ値を上回って引けました。来週は6月SQ値を上回って推移するなら、強い相場は続くと見る事が出来ます。SQ値を下回ると上げ止まる可能性があり、売り場に向かうと見ています。1月から6ヶ月連続で、前月のSQ値を上回る強い上昇相場が続いた事から、SQ値を下回ると上昇局面は弱まった事がわかります。

日経平均は3万3000円に迫っています。今年1月安値から、約+7000円値上がり水準となりました。過去の日経平均の上昇局面では、日経平均が+3000円も値上がりすれば、個別株で10倍以上値上がりした株が続出したものだが、今回の上昇局面では、半導体関連株(アドバンテスト・東京エレク)などが大幅高したものの、日経平均に対し、先導株と言う面から約2倍程度の上昇幅でした。他に10倍になるような株は無く、個別株の上げ幅が伸びない上昇局面となっています。

この上昇局面は、大幅高した株は、それ程目立っていない。2013年アベノミクスから続く、日銀による金融緩和と株式(ETF)買い入れが長期化している事が、株価を大きく下げさせなかった点が、過去の上昇局面の底入れからの上昇局面と大きな違いになりました。国策のデフレ脱却を目的とした株式の買い入れから、株価を上げる事が目的でした。10年以上の金融緩和から日経平均は大幅高し、国策は成功したと言えるでしょう。まだ上げ余地を残した個別株は多く残っているので、次の上昇局面での値上がりが期待できる銘柄は残っています。

そうは言っても、日経平均は3万3000円に迫り、今年1月安値から約7000円値上がりしました。短期間の上昇は、目先高値と調整が近づく事を示すものです。次の買い場は、7月から8月に向け大きく調整した局面を待ちたいと見ています。大幅高した株は先行して買われたため、ピークを付けた後は買いは細り、高値形成の後から調整に転じます。そういう意味からも、高くなれば利食い売りに押され、次の買い場を待つ流れとなります。

5月以降の日経平均は、夜中に先物が値を吊り上げ、朝の寄り付きに、日経平均(現物)が後追いする動きが続いてきました。逆に言えば、夜中に翌日の日経平均の価格を外国人投資家が決めていると言えます。現在の日本市場は、外国人投資家の売買シェアが7割近くあり、夜中に外国人投資家が主導し上げたものです。このパターンが止まった時、また逆転したとき、牽引パターンは止まるか終わると見ています。外国人投資家が、次の買い場を作るため売り崩す可能性は残っています。

6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数は、5月末1000銘柄以下に減少しましたが、今週(6日)は1200銘柄(225種183)まで急回復しました。短期間に6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数の急回復から、利食い売り場が近づいたと言えます。上値を伸ばした株は、売り場接近と見なければなりません。来週以降、6ヶ月移動平均線を上回る銘柄数が伸び悩んだり、減少に転じたら、高値形成売り場と見て下さい。日経平均は、6月下旬から7月上旬には売り場に向かうと見ています。

6月SQ値(SQ値32018円)が高かった事もあり、来週以降は、6月SQ値を上回れなければ、利食い売りに押されます。6月SQ値を上回って推移するなら、高値更新相場は続きます。個別株は次の7月から8月に向けた買い場を待ちたい。ここからは出遅れ株狙いが安全でしょう。

6月2週の東証プライム(1836銘柄)の6ヶ月移動平均線上回る銘柄数は、1000銘柄以上に回復して引けた。2022年4月(4)931銘柄(225種125)→4月末703銘柄(225種107)→10月末989銘柄(225種103)→11月末1115銘柄(225種141)→12月末752銘柄(225種71)→1月(23年)末1105銘柄(225種118)→2月末1198銘柄(225種141)→3月末1073銘柄(225種116)→4月(13)1109銘柄(225種139)→4月(20)1216銘柄(225種161)→4月末1154銘柄(225種153)→5月(18)1309銘柄(225種177)→5月(25)1230銘柄(225種175)→5月末1230銘柄(225種175)→6月(1)965銘柄(225種157)→6月(8)1130銘柄(225種175)と切り返した。増加は続くか。減少に転ずるか。6月の観察ポイントです。

東証プライム銘柄

225銘柄

6月2週の東証スタンダード(1444銘柄)は少し増加する。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)705銘柄→4月末518銘柄→10月末538銘柄→11月末777銘柄→12月末609銘柄→1月(23年)末905銘柄→2月末1022→3月(末)898銘柄→4月(14)891銘柄→4月(21)891銘柄→4月(末)883銘柄→5月(12)864銘柄→5月(19)785銘柄→5月(26)708柄→5月末624銘柄→6月(2)665銘柄→6月(9)725銘柄と少し増加する。増加は続くか。6月の観察ポイントです。

東証スタンダード銘柄

6月2週のグロース市場(527銘柄)も少し増加した。75日移動平均線を上回る銘柄数は、2022年4月(4)320銘柄→4月末192銘柄→10月末194銘柄→11月末251銘柄→12月(末)144銘柄→1月(23年)末254銘柄→2月末234銘柄→3月(末)255銘柄→4月(14)263銘柄→4月(21)232銘柄→4月(末)216銘柄→5月(12)214銘柄→5月(19)187銘柄→5月(26)176銘柄→5月末193銘柄→6月(2)210銘柄→6月(9)244銘柄と少し戻した。6月は増加に戻せるか。6月の観察ポイントです。

東証グロース銘柄

6月2週の東証プライム(1836銘柄)も1000銘柄以上から少し増加した。75日移動平均線を上回る銘柄数は2022年4月(4)912銘柄(225種118)→4月末739銘柄(225種98)→10月末858銘柄(225種90)→11月末1095銘柄(225種136)→12月末774銘柄(225種67)→1月(23年)末1220銘柄(225種138)→2月末1229銘柄(225種140)→3月(末)1203銘柄(225種139)→4月(14)1231銘柄(225種156)→4月(21)1252銘柄(225種169)→4月(末)1312銘柄(225種177)→5月(12)1288銘柄(225種169)→5月(19)1281銘柄(225種174)→5月(26)1108銘柄(225種165)→5月末920銘柄(225種154)→6月(2)1065銘柄(225種164)→6月(9)1158銘柄(225種180)と少し増加する。6月は増加は続くか。6月の観察ポイントです。

東証プライム銘柄

225銘柄

<801NYダウ 803NASADAQ指数 日足チャート>

前週の米国雇用統計から、NYダウの反発が続いています。チャート的に、25日から75日移動平均線を上回り、上昇基調に戻しました。下値は200日移動平均線(下値支持線)で下げ止まり、切り返しました。引き続き、25日から75日移動平均線を上回る動きに戻したが、ボックス範囲で推移は続いています。25日から75日移動平均線を上回るボックス範囲を上放れる事は出来るか。6月の観察ポイントです。

「803」NASDAQ指数は、1月底入れ後、下値を切る上昇相場が続いています。13000ポイントに乗せてもシッカリしています。上昇相場から上値更新相場を強めてきた様に見えます。引き続き、日足では25日から75日移動平均線を下値支持線に、上値更新相場が続くと見る動きです。6月の観察ポイントです。

NYダウ NASADAQ指数 日足チャート

<125東証スタンダード単純総合指数 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

全体の切り返しから、スタンダード指数も75日移動平均線で切り返し、上値ボックスの範囲まで戻し、推移しています。日経平均は、上値更新相場から3万3000円に迫る中で、スタンダード指数は、ボックス相場で上値は伸びない状態が続いています。個別株全体では、スタンダート指数が上がらなければ、個別株は弱いと言えます。6月の観察ポイントです。

東証スタンダード単純総合指数 日足チャート

<850ドル円 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率+75日ボリンジャーバンド

ドル円相場は、200日移動平均線を上回る円安相場を維持しています。200日移動平均線を上回る動きは、円安基調が強まる動きと見る事が出来ます。75日ボリンジャーバンドでは、+2Σ(139円)から+3Σ(142円)の円安レンジから、+1Σ(137円)から+2Σ(140円)の円安レンジに戻しました。+1Σ(137円)を上回っている動きから、円安は続くと見る状態です。

75日ボリンジャーバンドでは+1Σ(137円)から+2Σ(140円)の円安レンジに弱めたものの、75日ボリンジャーバンド(+1Σ137円)から+2Σ(140円)幅での円安基調は変わらない。円安の動きはシッカリし、25日移動平均線を上回る動きから、円安は続くと見る動きです。今後の観察ポイントです。6月の観察ポイントです。

ドル円 日足チャート

<日経平均 610評価損率・週足チャート>

日経平均は3万2000円に乗せましたが、評価損率の改善は弱く、どちらかと言えば悪化から抜け出ていません。個別株は上がらず売られた事が分かります。-10.57%(5/26)→-9.47%(6/2)と日経平均が上がった割に改善していません。個人投資家は儲かってないだろうと言う事が分かります。日経平均の3万2000円台に乗せたのに、評価損率の改善は弱い。個別株の戻りは弱いと言えます。

評価損率の数値は、-10.16%(2023・1/27)→-10.09%(2/24)→-9.21%(3/3)→-9.24%(3/10)→-10.91%(3/17)→-10.46%(3/24)→-10.03%(3/31)→-10.39%(4/7)→-8.59%(4/14)→-9.27%(4/21)→-9.29%(4/28)→-9.46%(5/12)→-8.89%(5/19)→-10.57%(5/26)→-9.47%(6/2)と改善していません。高値ゾーンでの推移は続く。6月の観察ポイントです。

評価損率・週足チャート

<日経平均 月足チャート>標準条件NO1(月足基本チャート)

6月の上ヒゲは+1000円から縮小しましたが、まだ約500円の上ヒゲです。上ヒゲが伸びると上値は売られている事が分かります。今年1月安値から6月高値まで、急ピッチに約+7000円値上がりしました。短期間の上げ幅から長大上ヒゲ足になると高値形成になりやすい。6月末までに長大ローソク足に戻してしまうか。上ヒゲを伸ばしてしまうか。

月足チャートは、6月は5月大陽線を上回る続伸陽線となっています。上値が売られると長大上ヒゲローソク足となってしまう。6ヶ月から12ヶ月移動平均線を上回る間は上昇局面ですが、上値は売り場と見る動きとなります。陰線に転ずると高値形成です。6月の観察ポイントです。

日経平均 月足チャート

<日経平均 日足チャート>日足標準条件NO11・75日カイリ率

日足チャートは、5月から約3000円値上がりしました。日経平均が上げる中で、25日騰落レシオ(95)は下げていました。個別株は売られているから、25日騰落レシオは95ポイントまで下がりました。25日騰落レシオから見ると個別株は上がったり、下がったりで伸びていないと言えます。一部の日経平均採用銘柄で、日経平均を吊り上げた事が分かります。

日足チャートは、高値から2日で約-1100円下げましたが、10日移動平均線で切り返し、下げ幅を取り戻したから、強い上昇局面を維持していると言えます。目先は短期急騰局面が続いています。株価が10日移動平均線を上回る状態は、短期上昇局面の状態と見る事か出来ます。10日移動平均線を下回ると上げ止まりから、売り転換に向かいやすいと判断します。10日から25日移動平均線を上回る間は、上昇局面は続きます。まず上げ止まりの確認か、上昇持続か確認です。6月下旬から7月上旬に向け、売り場形成と見ています。6月の観察ポイントです。

日経平均 日足チャート

外国人投資家の日本買いは続くか。夏場に日本株の調整はあるか。露・ウ戦争いつまで続く。世界はどう動く。

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