銘柄選択画面においてのテクニカル指標画面の
23 ATR 24 ATR平均 の使い方を教えてください。
値幅と理解していますが、値動きのある銘柄を検索したいと思います。 また、これを使った利食いやストップロスについての考え方についても教えてください。
回答
いつも株の達人をご愛顧いただきまして誠にありがとうございます。 このたびは、ご質問いただきましてありがとうございます。
ATRは値幅と言うより「変化率」です。どちらかと言えば「ボラティリティー」に近い指標と思ってください。計算方法も高値-安値と値動きの変化率を見ようとしています。(例)として大幅下落した「7733・オリンパス」の日足チャート・大幅高した「4406・新日本理化」の週足のチャートでご説明します。
不祥事で10月から大幅下落しました。この下落局面の14日ATRの動きを観察しますと、大幅に上昇している様に見えます。これは株価が大幅下落した変化を指標としては、大きく変化しています。
仕手化して11月から大幅上昇しています。この上昇局面を14日ATRは、大幅に上昇(変化)しています。株価が大幅上昇した変化を指標として現しています。
大幅な株価の上昇局面・下降局面は変化率の大きい局面です。この様な値動きの大きいところは、どちらもATRは高くなっています。この様に株価の上昇局面・下降局面を分析する指標でない事がおわかり頂けると思います。
ATR平均線は、変化が緩やかになると逆転します。その様な転換点を見る事で、勢いが弱った事が理解できます。この指標を使って、ストップロス、利食いの売買ポイントに活用する事は、色々なパターンがあり難しいと考えます。
上下どちらかの方向に大きく動き出した時は、ATRが大きく変化します。どちらかと言えば、この様な点を掴む事は出来ると思います。選択して見ると言うよりチャートで判断する指標と見て下さい。
以上です。 ご不明な点がありましたらご連絡ください。 ありがとうございます。