株の達人のお答え:質問123

2013/11/06

第二四半期の業績が発表されていますが営業益 経常益 税引益と並んで進捗率をどの程度評価してよいのかわかりません、好業績の銘柄でも進捗率の低い銘柄は避けるべきでしょうか、1950日本電設のように進捗率が低くても高値を更新しています、進捗率100%なら、順調に計画どうり行っていると思いますがこの銘柄は10.4%とかなり低いようにおもわれます、回答よろしくお願いします。

回答

いつも株の達人をご利用頂きましてありがとうございます。この度はご質問ありがとうございます。
4半期決算の発表で進捗率が低いが、通期では増収増益企業はどう見るか。 第二四半期決算は出揃いつつあります。対通期進捗率は低くても、通期では大幅増収増益は変わりないか、上方修正している場合があります。四半期決算も見る必要がありますが、通期決算の数値も見る必要があります。 第二四半期の進捗率が低くても通期では増収増益企業は、売上高の計上が年度後半に集中している事を意味します。

(例)1950日本電設について。 2014年3月期決算予想は(4/16)に発表されています。その後も7/30・10/30に発表していますが、(4/16)に発表した内容を変えてません。4半期決算を見ますと、今年4月~6月はマイナスです。10月30日に発表された7月~9月は10%の進捗率しかありまん。これで達成可能なのか?と心配になります。

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この様な場合、これだけまめに業績発表しているのも関わらず通期決算を変えないのは、売上高の計上は年度後半に集中しているからです。過去の四半期を見ても1月~3月に利益が集中しています。企業によって仕事の違いから、売上高の計上できる期間が異なると理解してください。
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株価は上昇基調を続けていますから、この様な決算事情を知っている機関投資家は積極的に買っている。と判断できます。この様に四半期では過去の売上高計上時期+通期決算の変化も合わせて、株価は買われているか。売られているかを見ていきます。

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ご不明な点がございましたら、またご質問下さい。よろしくお願いします。
  以上です。 ありがとうございました。

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