出遅れ主力株
いよいよ日経平均は18000円台に乗り昨年末比で10%の上昇となっています。しかしチャートを見ると昨年末以降の高値を抜いていない銘柄が結構あることに気付きます。恐らく円安メリットが全ての企業にプラスではないため収益の格差が拡大(過去最高益もあれば減益企業も混在)。アベノミクス相場も3年目に突入、物色の選別化が進んでいることなどから、株価も二極化が進んでいる。こう言うことが要因と私は考えます。
この様な状況下では、強い銘柄につく方が短期間で利が乗りやすいと言う考えは納得です。そのため11月の勉強会では、トヨタ <7203>、ブリヂストン <5108>、富士重 <7270>などを取り上げ研究しました。
ただそれらも上昇してきたため、次の銘柄を探す考え方として、出遅れ主力株を実行してみました。
図-1
今回の条件・週足/東証一部
【1】時価総額、1兆円以上。
【2】株価高値比率を使い、過去60週間の高値から10%以上株価が下げていること。
この条件を満たした銘柄を選んでみた。
→指標を設定する検索方法はコチラ(銘柄選択オンラインヘルプ)
図-2
結果は以下の通り
時価総額で大順に並び替えたのが図-2です。
日本を代表する銘柄が並んでいますが、こう言う出遅れ株が買われて一旦天井を打つのでしょうか。それとも強い銘柄は徹底的に強い、上昇トレンドの主力株がまだまだ上昇するのか、日経平均のテクニカルと共にしっかり分析しましょう。
1年間有り難うございます。次回は2015年1/13を予定しております。
皆様のご活躍、心より願っております。
良いお年をお迎え下さい。
高岡隆一