手掛かり不足の相場が続くのだろうか・・・
先週末で四半期決算の発表も一巡した。
日経によると、8/7時点で3月期決算企業の85%(社数)、時価総額では97%が第一四半期決算を終えた。利益は28%増え順調とのこと。
ただし2016年3月期予想の一株益は四半期決算発表が本格化した7月下旬から全く増えてはいない。企業が通期予想を上方修正していないためだ。
強気相場なら上方修正期待が高まり先回り買いが優勢となる場合もある。しかし現状では中国景気や米国経済の成長率鈍化懸念などがあり、しかも業界を代表する東エレク<8035>やファナック<6954>が下方修正。年後半の景気失速リスクが四半期決算好調の分を打ち消している。それがイマイチ迫力ある上昇を演じきれない理由と思う。
東証一部銘柄で過去半年間の高値から15%以上下落している銘柄が全体の25%もある。日経平均が高値にいるにも関わらずである。
中国発の景気対策や米国の強い経済指標、こういった不安を打ち消す材料が出るまでは、個別対応と割り切って参戦。または夏休みを取ってジックリ今後の戦略を練り直すのも悪くはないと思う。
図-1