減益銘柄に注目する
あれよあれよと日経平均は20000円目前まで上昇、「なんでこんなに強いの？？」、こう感じる高岡です。
もし日本の将来が株価が示すようにバラ色なら、今が景気も業績も最悪の時期、将来は改善するはず。こう言う考え方も出来る。
ならば、減益銘柄のなかから減益期幅の縮小や増益に上方修正される銘柄があってもおかしくはないはず。
そこで今月は、市場分析の一例を取り上げてみます。
図－１
今回の条件・日足 東証１部
連結経常益 10％以上減益
連結PER
過去250日間の高値より15％以上の下落
25日平均線より０％以上のカイリ
過去５日間の売買代金平均が10億円以上
この条件で実行してみた。
図－２
（ＰＥＲの項目を小順で並び替えた）
この検索結果は今期業績予想が減益でも２５日線を越えている銘柄、簡単に説明するとこうなる。
もしこれら銘柄が２５日線を割り込み調整モードになるなら、先々の業績回復に対する期待値は低い、こう解釈できるだろう。日本株の戻りもあまり欲張れないかも知れない。
しかし減益株でも上昇トレンドを維持するなら、先々の業績改善期待は大きい、こう解釈できると思う。
好業績割安株に注目、これは一般的だが減益株にも目を配ることで、投資家心理が強気か弱気か、ヒントを与えてくれるかも知れない。