短期好転サイン
トランプ大統領の発言(今後数週間に税制改革に関する抜本的な提案を発表と)や日米首脳会談を無難にこなし、日本市場には短期的かも知れないが転換サインが確認される。
チャート的には収れんしていた5日線・10日線・25日線を一気に上放れ。日足一目雲に飲み込まれたローソク足も株価上放れで雲の上限を突破。
週足チャートでは13週線で下値をこらえ、13週線が下値支持という流れを確認。これも好転材料。
日足テクニカルでは、12日RCIがダブルボトムを形成中で、26日RCIはボトム圏からジワリ上昇。このまま株価上昇が継続なら3週間程度の上昇が期待される形状。目先的には基調悪化の分岐点を19000円と設定。上なら買いは持続または押し目買い、割れたなら一旦利食い・現金化、こう言う見方も出来ると思う。
注目の日米首脳会談、日本側から見ると満点と言えるのだろう。安全保障面でのトランプ氏の発言に加え、貿易摩擦や為替問題は深入りせず。安倍総理への破格の待遇も日本側に十分な満足感を与えた訪米だったと思う。
ただ同時進行的にトランプ大統領は中国との電話会談を行い、「一つの中国を尊重」と発言。
台湾政府の梯子を外した格好で、大統領という立場を考えると言葉に重みがなく、100%の信頼性を寄せるのは非常にリスク、こう言う側面を再認識させる今回の訪米。円高リスクも残ったままとの見方も出来よう。
トランプリスクは健在、テクニカルの過熱や悪化サインが出たなら無理せず利食い現金化、これをコツコツと繰り返す展開はまだ続きそうである。