富田のトレチャ 2015年01月05日

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あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

さて日本がお休みの間に、NYダウは年末に17820ドルまで200ドルほど下落、為替(ドル円)も118円87銭まで円高に振れ、日経平均先物は17200円(大証比160円安)をつける場面があった。少しヒヤリとしたが、年明け1/2になると、NYは小動きで終え、為替が120円50銭と120円台を回復したことから日経平均先物CMEが17385円に戻して終えた。

こうなれば今年の発会は波乱なく、落ち着いてスタートできるだろう。ショートカバーにより日経平均も先物もプラスで終えそうだが、静かな幕開けは何よりである。

日経平均は日足、週足、月足とも上昇基調にあり、新年の先高観測も多く聞かれる。ただ、11月以降は高値圏でもみ合っているので、当面はこのもみ合いからの「放れ」を注目しておきたい。新春1月は調整を入れること珍しくなく、RCIは日足、週足、月足とも過熱を示している。

日経平均日足
日経平均日足

NYダウ日足
NYダウ日足

そこで、日経平均の日足に簡単なラインを引いておく。上値は12/8→12/29の高値を結んだラインで、安値は10/17→12/17の安値を結んだラインだが、この上下のラインから「放れる方向」がポイントでそれに従うことになる。ボリンジャーバンドの「+1」「-1」もその上下のラインと重なるが、放れが出るまでは「もみ合い」であるから慌てることもない。

為替や海外など見なければならない材料はたくさんあるが、一番肝心なのは日経平均のトレンドである。

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