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往来上限に到達した日経平均だが、16日に高値18074円をつけ、ポイントであった12/8高値18030円を抜いてきた。欧米株が上昇し同時株高の様相を呈している。日経平均は日足、週足とも上昇基調にあり、重要変化日12/8高値を抜いたことから次は07年高値18300円を目指すことが想定される。
日経平均日足
とはいえ、トントン拍子に上値追いが続くとは限らない。細かいことだが、(1)2/16は2/3安値→9日、1/28高値→13日の変化日で、人気片寄る月曜日でもあり「2/16変化日高値」になる可能性あり、(2)先物の12/8高値は18110円(2/16現在18090円)、NYダウの12/26高値18103ドルでともにまだクリアーしていない、(3)日本は今週2/16から納税期。これらを踏まえると、日経平均はまだ往来高値圏として、もみ合い続く可能性がある。
先物日足
NYダウ日足
また、日本株の中身を見ると400採用の主力株が上昇を牽引、「年金」が5週連続で買い越すなどPKO色を濃くしている。一方、外国人(現物)は1月から売り越し基調が続く。高値圏に来て「国内機関投資家のカイ」対「外国人のウリ」というこの構図は喜べるものではない。
日銀・政府による政策相場(PKO)であるから下落懸念は薄れている。政策に逆らう必要ないところだが、この高値圏を全力投球で挑む(買う)ところでもないだろう。無理せず小口で「押し目買い-吹き値売り」のスタンスを続けておきたい。
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