富田のトレチャ 2015年03月23日

★富田隆弥氏の相場解説ブログや注目株や日経平均解説など充実コンテンツ満載のPDF版「月刊トレチャ」詳細・お申し込みについてはこちら↓
→富田隆弥のチャートクラブ blank

桜の開花が始まった。株式市場は同時株高真っ盛りで、今週は配当権利取り(3/26)の週。日経平均は2万円目指してこちらも春爛漫となりそうだ。

チャートは上昇基調を継続。先週は19500円台に到達して少し足踏みしたが、週足・月足のV波に到達によるスピード調整はセオリー通りといえる。右カタ上がりのトレンド(ボリンジャーバンド)に沿う流れから、19625円、19750円、19875円・・と、先物オプションの行使価格(125円刻み)を意識するように上値追いとなろう。

日経平均日足
日経平均日足

週足と月足のV波を達成し、次のN波が2万円台(週足20093円、21967円)であるから、2000年高値20833円が当然のようにターゲットとなる。市場関係者もそうだが、いま多くの投資家の目が「2万円」に向いており、それまで強気相場が続くと思われる。

2005年日経平均日足
2005年日経平均日足

RCIやRSI、騰落レシオなどテクニカル指標には過熱するものが目立っている。ただ、25日平均線のかい離率をみると3~5%の推移が続き、過熱感が台頭してこない。いわゆる「ジリ高」という展開で、これは売り方がジワジワ踏まされる地合いで意外に強く、小泉相場の05年後半やアベノミクス序盤の13年前半がそうであったように長続きするのが特長だ。こうした地合いのときは「もうはまだ」となりやすく、過熱のテクニカルより「流れ(トレンド)」に従うことが優先される。日足の抵抗線やボリ+1σをトレンドのポイントとして意識しておく。

DAX日足
DAX日足

春爛漫・・3月期末・・4月新年度入り・・と、目先的には期待高まるところだろう。だが、花満開のあとはどうなるか。皆が強気に傾くことから、ピークという観点では相場に通じるところがある。4月~6月に年間の高値示現というケースは少なくない。DAXのチャートは腰を伸ばしてきた。いますぐではないにせよ、チャートを活用する者としては「これからどのような高値を形成するのか」、そんな先々のシナリオもイメージしておきたい。

*株達セミナー「富田の勉強会」のお知らせ
・3/29(日)PM1:00~2:30 
・参加費1000円(株達会員)
・今回は「トレンドの基本」を紹介します。よろしければいらしてください。
→詳細・お申し込みはコチラ

(PDF版「月刊トレチャ」4月号3/23発行!予約受付中!富田氏の注目株解説などをさらに詳しくご覧いただけます!  詳細・お申し込みはコチラ