富田のトレチャ 2015年04月13日

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4月になり株式市場は再び動き出し、10日に日経平均は2万円を達成した。15年ぶりの大台回復とあってマスコミは大々的に取り上げ、証券各社もセレモニーを行うなど「歴史的な1日」になった。チャートも上昇基調を継続、証券関係者からは「2万円は通過点」と先高観測が多く聞かれた。DAXも最高値を更新し、米国はキューバと国交正常化に動き出し、日米欧の同時株高も継続が期待される。

NYダウ日足
NYダウ日足

ただ、日経平均のチャートは今週17日が「安値期日」で重要変化日に当たる。2年前(2013年5/23高値)は安値期日に天井を打っており、今週も高値ポイントになる可能性あることは想定しておきたい。

日経平均日足
日経平均日足

日経平均週足
日経平均週足

日経平均の日足は抵抗線を上抜き、3月高値を更新。これにより3/10安値から新たにN波20127円、V波20629円という上値目安が描け、2000年20833円も視野に入ってくる。一方、RCI、RSI、かい離など短期テクニカルは3月お彼岸から調整入りしたが、再び高値警戒ゾーンに入ってくる(週足テクニカルは過熱圏継続)。

つまり、今週は2万円大台乗せから高値更新が想定されるものの、「期日天井」「変化日高値」の懸念も浮上する。週足は12年末から大勢二段上げとなり、ほぼ納得できる高値水準にきている。その意味で、25日線プラスカイリが「5%超」に開いて過熱を示唆するとか、逆にボリ「+1」、6日平均線など下値支持ポイントを割り込み陰転の兆しを見せるなら、ポジションを一旦「慎重」に傾けたい。上昇基調が続いており「買い主体」の対応が続くものの、利食いやポジション調整交えるなど機敏な行動も心がけて行きたい。

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