★富田隆弥氏の相場解説ブログや注目株や日経平均解説など充実コンテンツ満載のPDF版「月刊トレチャ」詳細・お申し込みについてはこちら↓
→富田隆弥のチャートクラブ
正念場で始まる11月
先週は注目のFOMC、日銀決定会合があり、緩和競争の流れに追随するのか注目されたが両国とも「現状維持」で終えた。日経平均は19202円高値を付けるなど堅調で終え、10月相場は1500円も上げた。ただ、先週末は「月末」と「郵政上場」という事情はありドレッシング(お化粧買い)、政策相場(証券自己買い)の色合いも濃く出ていたようだ。
緩和期待を織り込むように上昇していた部分あるだけに今後はイベント通過による「出尽くし感」や、11/4郵政上場あと「宴のあと」のような反動が気がかりだ。この1ヶ月の戻りには(1)3共済がGPIFと一元運用、(2)ショートカバー(買い戻し)加速、という需給の動きもあったが、チャートは200日線、75日線、雲などの厚い節に差し掛かり、テクニカルはサイコロ、RCI、騰落レシオ、SRVなどが高値警戒信号を発するだけに、需給の買い優勢も「そろそろ」という見方が必要だろう。
NYダウ日足
日経平均日足
そしてチャートの流れは「崩れたあとのアヤ戻し」に変わりなく、夏場の高値(日経平均20868円、NYダウ18312ドル)を抜くような強い動きを見せるのか、それとも2007年の如くここらで頭打ちとなるのか、それが11月相場の大きなポイントだ。
マネーゲーム相場に亀裂を入れ、そしてアヤ戻りと、これまでは2007年と似た動きで来ている。背景は異なれど、貪欲マネーが繰り広げる世界(需給)は「繰り返す」可能性が高いだけに、夏場の高値を突破するまでは「慎重」姿勢を継続しておきたい。
(PDF版「月刊トレチャ」11月号本日10/26発行!富田氏の注目株解説などをさらに詳しくご覧いただけます! 詳細・お申し込みはコチラ )