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彼岸、FOMC、変化日
NYダウは8月の下値正念場から切り返して再び最高値を更新、15日現在6連騰で高値を22275ドルに伸ばし、週明け18日も続伸でスタートした(18日終値未確認)。北朝鮮の挑発には「慣れてきた」ほか、相次ぐハリケーンも「被害は想定ほどでない」と相変わらずの「いいとこ取り」ではあるが、カネ余りを背景に新興国を含めて同時株高(リスクオン)の地合いが続いているということだ。
このNYの高値更新や同時株高の流れは無視できず、買い方が再び優勢となり勢い付いていることから日経平均も遅ればせながら2万円回復から6月高値20318円を試す可能性が出てきた。一目の雲は14日に19900円台でクロスし、変化日の戻りポイントとして注視されたが、その雲(19821~19902円)を上抜く可能性も出てきた。
日経平均日足
日経平均日足一目
ただし、20日にFOMC、24日にドイツ連邦議会選挙があるほか、NYの連騰やナスダックの日足RCIが再び高値圏に収れん、また111円台に切り返す円安(ドル円)は雲に差し掛かり、112円処の200日線に迫るなど気になる点も増えてきた。日経平均の日足RCIも間もなく高値圏に集まる。つまり、強い同時株高の地合いではあるが、今週は高値示現のポイントになる可能性もある。
ナスダック日足
ドル円日足
21日は9/8安値19239円から日足9本目で、8/29安値から17本目、そいて日銀決定会合があり、FOMCの翌日でもあり「重要変化日」として21日は注目となる。
台風一過で暑さが戻ってきた日本だが、個別株もEVやリチウムイオン電池関連などテーマ株物色が熱い。ただ、人気の片寄りと過熱ぶりが気になり始めた。上昇基調に戻したことで「買い」で対応するのは当然だが、ここからの上値追いはリスク伴うことを承知しておきたい。
ちなみに彼岸の入りは20日、月内最終商いは26日、10月は2日新甫。
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