★富田隆弥氏の相場解説ブログや注目株や日経平均解説など充実コンテンツ満載のPDF版「月刊トレチャ」詳細・お申し込みについてはこちら↓
→富田隆弥のブログ
戻り試練の週
昨年12/26安値18948円が当面のセーリングクライマックスになった日経平均。先週は9日に20494円まで戻し、ネックライン21000円を目指す構えを見せたのだが、その後はドル円が108円前後に押し戻されたこともあり20200~20300円処で足踏みだ。日足は12/26安値から9本を経過、短期9日RCIが80%台となり、25日線が20700円台に降りてくることもあり、そろそろ戻りの試練を迎えること想定しておくべきだろう。
日経平均日足
NYダウは10日までに5日続伸して24000ドルを回復、12/26安値21712ドルから日足は二段上げとなり25日線(23604ドル)を抜いてきが、ネックラインの24000ドルに到達し、RCI9日線、13日線が90%台に入ってきた。ナスダックも同様で7000ポイントのネックラインに差し掛かり、どちらもここから戻り試練の局面を迎える。
NYダウ日足
為替(ドル/円)も2日の海外市場で一時104円台(104.85円)に突っ込んだあと109円まで円安に振れたが、その後は108円前後で推移するなど戻りは緩慢だ。
つまり、年末にリスクオフに傾いたマーケットは年が変わって買い戻しを誘ったが、その買い戻しが一巡し、次なる方向性を探る局面に入ってきたと言える。日米の株価(週足チャート)は昨年基調を崩しており、新春の戻りはアヤ戻しであるからここから頭を叩くようだと「二番底模索」の展開も否めない。
年末年始に崩れた過去のケース(2016年、2008年など)を振りかえると、2月~3月まで安値模索を続け、75日線を突破して好転信号出すのは4月になってからだ(マルチチャート参照)。米中問題や英国・欧州の政治リスク、そして企業業績など気がかり材料には事欠かず、今年も似たような展開を1つイメージしておくべきかもしれない。
日経平均2008年日足
(PDF版「月刊トレチャ」富田氏の注目株解説などをさらに詳しくご覧いただけます! 詳細・お申し込みはコチラ )