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21000円台に挑戦
年初からの強い戻りが続いている。米中協議で和解が前進するとの見方から18日の米国株は大幅に4日続伸。NYダウ(24706+336ドル)はネックラインの24000ドルを突破し75日線に到達、ナスダック(7157+72ポイント)は75日線7149ポイントを抜いてきた。25日線やネックラインを難なくクリアーし、昨年12月の下げ幅に対する戻しはNYダウが58%、ナスダックは76%に達する。
NYダウ日足
こうなれば日経平均の上伸にも期待が募る。18日のCME日経平均先物が20925円で終えており、今週はいよいよ節目の21000円に挑戦し、そして上に控える75日線(21700円台)に迫る可能性も出てこよう。
日経平均日足
米中和解で注目されるのは上海株も同じだ。チャートは二点底の底打ち感を漂わしている。75日線や抵抗線を上抜き好転を鮮明にするなら停滞している「中国関連株」の見直しにつながる可能性も出てこよう。
上海日足
同時株高が続くことを大いに期待したいところだが、ただ日米ともチャートは崩れたあとの戻り過程で節目に差し掛かっている状況に変わりない。為替(ドル円)のチャートも同じで年初に空けた窓110円を埋めに来た。リスクオンの上昇基調が続くなら12月に付けた高値奪回(全値戻り)の可能性も否定しないものの、調整もないまま一気にV字回復となるかは疑問。
日経平均が年末年始に崩れた過去のケース(2016年や2008年など)を振りかえるといずれも75日線が戻りの壁となり、3月頃まで下値模索を続けている。日足は12/26安値から13本を数え、今週24日に17本目となるが、23日は日銀決定会合もあるので「そろそろ調整」という見方は頭に入れておきたい。
その意味でポイントにしておきたいのは12月の安値から引く「下値抵抗線」。現在20570円処で25日線と重なる水準にあり、その上で推移しているうちは買い持ちで構わないが、それをもし割り込むなら持ち株を一旦減らして様子を見るようなイメージもしておきたい。
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