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期日向かいの高値圏
4月新年度相場は新元号「令和」のご祝儀も手伝い堅調に始まった。年金など機関投資家のNEWマネー流入もあり日経平均は高値21839円を付け、3/4高値21860円に迫る。米国は米中協議の合意観測が伝わりNYダは高値26487ドル、ナスダックは高値7940ポイントと、ともに昨年10月高値に迫り、中国はPMI回復を受けて上海株が1年ぶり高値3254ポイントを付ける。そして原油WTIが63.08ドルと5ヶ月ぶり高値をつけるなどコモディティ(商品・資源)も上昇し、為替は111円台後半まで円安を進めるなど、4月のマーケットは再び「リスクオン」ムード高める格好で始まった。
上海週足
NYダウは10/3高値26951ドルを、ナスダクは10/1高値8107ポイントを突破する勢いを見せており、日経平均も3/4高値21860円や200日線(21911円)を上抜き、節目の22000円突破から12/3高値22698円を目指してもおかしくない。
NYダウ週足
日本株は、中国の景気回復観測から機械、化学、海運などが上げ、米国の半導体株指数SOXの過去最高値更新を背景に半導体関連も上げた。これらはチャート的に出遅れていただけに値動き軽く、また電波の割り当てを4月10日に控えて「5G関連」も物色されるなど幅広く物色される地合いは力強さを感じさせる。
日経平均日足
とはいえ、週足的には日米とも昨年10月高値から6ヶ月を経過し「期日向かい」のタイミングだ。4月入りで好条件が重なり、運用マネーが株式市場に流入しているものの、チャートは「変化日」「高値期日」としてそろそろ高値を打つ可能性のあることを頭にいれておきたい。
その意味で、NYダウや日経平均、為替はここからがポイントであり、日足の調整信号に注視しておきたい。個別株は流れに従うのが基本だが、高値圏にきたここからは「吹き値売り」を小まめに交えて行くことも一策となろう。
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