富田のトレチャ 2020年01月20日

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NY3万ドル、日経平均25000円

NYダウは29000ドルを目前にして3~4日足踏みしたが、16日に267ドル高29297ドルと再び上げを加速すると、17日に上値を29373ドルまで伸ばした。ナスダックも同様で17日は高値を9393ポイントに伸ばす。世界の余剰マネーが米国市場に流れており、このペースだとNYダウ「3万ドル」、ナスダック「1万ポイント」という大台達成まで勢い止まらない可能性も否定できない。

NYダウの週足で上値メドを探ると「30043~30116ドル」という値が出る。18年1月高値から引く上値抵抗線を昨年11月に突破したが、その直前の三角もみ合いの一波動2718ドル(6月安値24680→7月高値27398)のE波が30116ドル。12/3の下ヒゲ安値27325ドルに2718ドルを当てはめると30043ドルになる。そのほかにも上値メドを探る方法はあるが、NYダウの「3万ドル」、ナスダックの「1万ポイント」は当面の大きな目標になっていると言える。

NYダウ週足
NYダウ週足

片や我が日経平均は24000円をようやく回復、12/17高値24091円をクリアーしたものの、週足では引き続き三尊高値(18年1月24129円、同10月高値24448円)を意識した水準にとどまっている。ただ、米国株の上伸や為替の110円台回復を踏まえれば日経平均の出遅れが是正されてもおかしくなく、週足で上値メドを探ると25600~25700円という値も出てくる。

日経週足
日経週足

年初ということで外国人売りもあっていま足取りは重い。1月、2月相場の乱高下はアノマリーでもあり、NYダウの動向にも注意必要だが、過剰流動性(カネ余り)地合いがすぐ変わるとも思えず、日経平均はアベノミクスの最高値24448円に迫り、そして更新することで上昇に弾みを付けることが想定される。

今回は日米の上値メドを探ってみた。3月~4月にその上値を目指すと見ているが、ただその前にスピード調整挟むことも想定はしておく。

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