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こう着局面で4連休
連日の雨とコロナ報道、そして動かぬ相場。これでは心身とも疲弊してこよう。ただ、関東地方の梅雨入り(6/11)とともに株式市場のこう着が始まった。7月も下旬となり、そろそろ梅雨明けの便りも聞こえてこよう。今週は4-6月決算が始まり、「海の日」と「スポーツの日」の4連休もあり、スカッと梅雨明けとともに株式市場も動き出してほしいものだ。
ただ、梅雨明けの前には雷雨がつきもの。日経平均は22000円台でこう着続くが、為替も債券もいま日本マーケットは軒並みこう着している。異常に思えるほど動かない。そんな折での4連休だ。休みの間隙を突いて投機筋が(株か為替を)仕掛けてきてもおかしくない。
日経平均のチャートは日足と週足で二つの三尊高値が君臨している。日足は「12/17高値24091円、1/17高値24115円、2/6高値23995円」、週足は「18年1月24129円、同10月24448円、20年1月24115円」。どちらも24000円台が厚い節になっていて、日足三尊の高値期日(期日向かい)をいま迎えているところ。
日経平均日足
為替は107円処でピタッとこう着だが、年末年始や5月の連休に仕掛け的な動きが出ること珍しくなく、今週の4連休も注意したい。
ドル円日足
また、気になるのはナスダックだ。世界の余剰マネーが集中して最高値を更新中だが、7/13に高寄りして10824ポイントを付けたあとに急調整するなど、少し動きに変化の兆しが見られる。チャートで下値を支えている25日線がポイントで、カイリ拡大に伴うサヤ寄せであるなら問題ないが、電気自動車「テスラ」の乱高下や、快調だった大手IT企業「FANGM」の株価も足踏みしてきた。
ナスダック日足
日本株、米国株とも日柄的に7月は変化日のタイミングだ。こう着相場は「放れ足に従う」のが基本ではあるが、戻り高値を打ったあとのこう着だけに下放れに一応注意しておきたい。
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