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お盆明けはスピード調整
8/14までのお盆ウィークに日経平均は4日続伸、高値を23338円に伸ばした。日足チャートは7/15高値22965円と6/9高値23185円を一気に突破、22000円台の往来から「上放れ」を果たし、次は年初の高値圏である「24000円」指向となる。
日経平均日足
先週の売買代金は連日2兆5000億円前後で、ちょっとしたサマーラリーになった。例年だと閑散になるこの時期にこれほど盛り上がった理由としては、1.NYダウが11日まで6連騰、6/8高値27580ドルを抜いた(高値28154ドル)、2.為替(ドル円)が7月末の104.19円から107円まで戻した、3.14日のミニSQに絡んで先物主導(ショートカバー)で上げた、4.コロナ禍の外出自粛で夏季休暇を自宅でデイトレに勤しんだサラリーマンが増えた、などが挙げられる。
上放れた相場に期待膨らむが、ただ8月後半は足踏みしてもおかしくない。上記の3、4は今週から消える。また、2の為替もプルバックで厚い節目107円に差し掛かる。カギ握る1NYダウの日足は8/11で変化日高値を付け、RCIは高値圏で陰転を臭わす。これまで急騰していた「金相場」(株達コード641)が先週調整を強め、ナスダックも高値圏で足踏みしている。
NYダウ日足
金相場日足
日経平均のチャートは12月高値~2月高値で描いた三尊高値から期日向かいに当たる6月、7月で高値を付けており、8月も高値を付けること否めない。騰落レシオも節目の99%に戻した。もちろん、3/19の安値期日(9/18)をこの先意識することになるので、8月後半はどのようなスピード調整になるかが一つ焦点になろう。
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