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今週の米国株が焦点
9月になり米国株は調整気味だが、日経平均は25日線と23000円を下支えとして23000円台で堅調に推移する。10日にNYダウが-405ドル、ナスダックが-221ポイントと下落したが、11日の日経平均は171円高23406円とほぼ高値で終えた。
11日朝のメジャーSQを通過して先物に新規の買い玉が入ったようだが、14日の自民党総裁選を控えてドレッシング(お化粧買い)が入ったほか、「選挙は買い」という見方や、GoToトラベルの東京採用観測で買いを優勢にさせたと言える。
チャートは6月後半から22000円台~23000円台でこう着が続いている。25日線や一目均衡表の雲を下支えにしたこう着だが、75日線も22671円にせり上がってきており、改めてこう着からの「放れ」が注目となる。9/3高値23620円を突破するなら上放れとして一気に24000円台乗せに向かうだろう。
日経平均日足
ただし、24000円台は日足で年末年始に、週足で2018年1月から高値圏で「三尊高値」を形成した厚い節目だ。22000~23000円台で足踏みを3ヶ月も続くのは厚い節目を意識しているからだろう。
NYダウは(11日27665+131ドル)は9/3高値29119ドルから日足6本で安値27448ドルまで6%下落し、ナスダックは9/2高値12074ポイントから日足7本で安値10728ポイントまで11%下落する。今週は日足の変化日(9~13本)やRCIの安値到達が想定され、スピード調整が一巡するなら日経平均の「上放れ」を支援することになろう。
ナスダック日足
ナスダック週足
ただし、NYダウとナスダックは下値を支えてきた25日線を割り込んでいる。週足RCIは調整に転じたばかりで、やり過ぎ過熱相場の調整が1~2週間で終わるかは疑問でもある。
18日が米国のメジャーSQでもあり、今週の米国株は「反発に向かうか」それとも「調整を長引かせるか」のポイントになり、それが日経平均の放れ足を占うことになろう。
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