★富田隆弥氏の相場解説ブログや注目株や日経平均解説など充実コンテンツ満載のPDF版「月刊トレチャ」詳細・お申し込みについてはこちら↓
→富田隆弥のブログ
放れに従う日本株
NYダウは9/24に26537ドルまで下げ、75日線を割り込み200日線に迫った。25日線や下値抵抗線を割り込み、日足は「陰転」、調整入りを暗示する。3月安値から6ヶ月かけてV字回復を果たしたあとだけに、この陰転信号には注意必要だ。
ただ、9/3高値29199ドルからの日足は二段下げで「N波」に到達する(高値29199→安値27447→高値28364→で計算するN計算値は26612ドル)。日足の本数は高値から16本を数え、RCI(9日、13日、25日)は底値圏に集まり、短期的に調整一巡感を募らせてもおかしくない。
NYダウ日足
日足で好転を確認するのは割り込んだ25日や短期の上値抵抗線を抜く必要がある。逆に200日線を割り込むと3月安値に向け調整リスクを高めるだろう。当面の相場はNYダウが反発して好転するのか、それともズルズル下落して行くか、それが大きなポイントだ。
日経平均のチャートは23000円台で足踏み続く。NYダウの調整にお付き合いせず、しぶとく23000円ラインを守った。スガノミクスへの期待や9/28の配当権利取りの買いが下支えしたのは言うまでもない。ならば権利落ち日(29日)以降の動向が焦点になる。
日経平均日足
チャートは22000~23000円台の膠着を3ヶ月以上続けており、そこからの放れ足がポイントになる。どちらに振れるかは米国次第だが、日本株は10月相場に強いアノマリーもある。下期入りの10月相場、どちらに放れるかはチャートに聞き、その放れに従うのが基本となる。
(PDF版「月刊トレチャ」富田氏の注目株解説などをさらに詳しくご覧いただけます! 詳細・お申し込みはコチラ )