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そろそろ動き出す?
6月以降、22000~23000円台で保ち合う日経平均。先週もそのこう着を続けたが、出来高9億株前後、売買代金2兆円割れという超閑散が23日まで10日も続く。米大統領選や決算発表を控えるとはいえ、長い保ち合いは正に「陰の極」といえる状況だ。
こうなると、動き出して放れ足がいつ出てもおかしくない。過去の相場を振り返っても、日経平均が膠着する期間はせいぜい5ヶ月で、6ヶ月目には動き出す。今回は米大統領選の11/3を機に動く可能性は高いのではないか。カギ握るのは米国株だろうが、上放れ、下放れ、どちらにせよ材料には事欠かず、「放れに従う」のが基本となる。
ただ、過去の相場で長い膠着からの放れ足は、大きく動き出すケースは意外と少ない。動いたケースとしては、サブプライムショックの入り口になった2007年8月、民主党政権から自民アベノミクスがスタートした2012年12月ぐらいで、2010年後半や2011年などは動き出してもすぐまた小動きを続けた。「株の達人マルチチャート」で過去の膠着相場を検証してみてほしい。
2016年当時の週足
現在の日経平均では騰落レシオが94.8%(23日)と100%を割ったのが気になる。すぐに100%台を取り戻せるのか注目される。
日経平均先物日足
NYダウは10/12に28957ドルまで9割戻りを見せたが、あと続かず調整となり25日線に迫ってきた。9/3高値29199ドルがいつまでも君臨するようだと日足、週足とも「Wトップ」となる懸念が台頭してくる。ただ、NYダウは10/12高値から日足10本を経過してRCIの短期線(9、13本)が間もなく底値圏に入るので、今週は切り返すことできるのか注目しておきたい。
NYダウ日足
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