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師走相場に向けて押し目買い
日経平均は17日に高値を26057円まで伸ばしたが、さすがにその後は一服。サイコロ10勝2敗、25日線かい離率8%、RCI短期線(9日、13日)が100%、97%をつけるなど、テクニカルが過熱を見せればスピード調整入れるのも仕方ない。
三分の一押しや半値押しがあってもおかしくないが、ただ今週27日から米国で感謝祭セール(ブラックフライデー)が始まり、日本では12月のボーナスマネー獲得を目論む金融界の地合い作りが想定され、株式市場は調整深かめることなく再び動きだす可能性もある。
きょうはTOPIXを見ておこう。20日現在1727ポイントで、日経平均と異なりTOPIXは1月高値1745ポイントや昨年12月高値1747ポイントのまだ手前と、大きく出遅れている。金融や景気敏感などバリュー(割安)株が多く、ハイテク主体のグロース株に大きく差を付けられ、NT倍率も14.99倍と過去最大を付けていた。
TOPIX日足
だが、TOPIXの週足を見ると2018年1月高値1911ポイントから引く上値抵抗線を上抜いて好転を明確にする。出遅れ感やNT倍率の拡大を是正するように、これからバリュー株優位の展開となり1911ポイント奪回を目指すことも想定される。
TOPIX週足
NT倍率
いずれにせよ、師走に向けて投資家のマインドは盛り上がりやすい。株式市場が切り返すなら12月相場へ期待を膨らすことになる。スピード調整入れたここでは「押し目買い」が面白しだろう。
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