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過熱、調整入りに注意
コロナ感染拡大と景気減速懸念が否めない中、日米欧の新春相場は堅調にスタートした。金融緩和と財政支援による「金融・需給相場」であるが、ただその勢いにやや陰りが出てきた。RCIなどテクニカルの過熱を無視して上げてきただけに、調整の動きには注意せねばならない。
日経平均は14日に高値28979円をつけ、6日の27002円安値から1週間で1970円(△7.3%)も上げた。さすがに15日は179円安28519円と一服入れたが、RCIをみると日足(9日、13日、25日)は91%、85%、96%、週足のRCI(9週、13週、26週)は91%、96%、93%とどちらも過熱圏に集まっている。いまはまだ上昇基調を維持しているが、ここからの調整入りすると調整一巡に時間要す可能性が出てくる。
日経平均週足
日足で調整入りすると高値(1/14)から9日~13日、週足なら9週程度の調整期間を想定せねばならない。1/26~2/1、あるいは3月上旬という目安になる。
そこで注視したいのはチャートの調整入りのポイントで、日足の下値抵抗線や25日線、基準線、ボリンジャーバンド+1σなどだろう。今週は「28800円台」にそれらが集まるので、そこが下値注意ポイントになる。昨年は1/17に高値を打ち、1月末まで調整入れている。
日経平均日足
堅調にスタートした新春相場だが、出来過ぎの感否めずここから少し慎重に対応するのも悪くないと思われる。
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