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4月相場、上々のスタート
3月の日経平均は月末まで調整含みであったが、週足チャートをみれば程良いスピード調整になった。そして新年度となる4月は上昇しやすいタイミングといえる。3月の調整がアノマリーなら、5月大型連休を目掛けて上値追いとなるのもアノマリーである。
2日の日経平均は29854円と続伸、日足チャートは75日線や一目均衡表の雲下限を下値に上昇基調を継続し、25日線や雲上限を抜いてきた。3/18高値30485円と2/16高値30714円が当面の節として控えるが、30500円を抜くなら3万1000円台に向けて弾み付けてもおかしくない。
日経平均日足一目
米国で調整入れていたナスダック(4/1現在)が13480ポイントと続伸、日足チャートは25日線、75日線を上抜き、そして2/16高値から引く上値抵抗線も突破した。懸念された10年債利回りが2.45%でピークアウト感を漂わせ、ナスダックに反発ムードが出てきたと言える。
米長期債利回り
ナスダックの上昇はグロース株(ハイテク系)の復活を意味し、それは値がさハイテク株の上昇につながり日経平均の上昇に追い風となる。一方、3月中頃まで人気集めたバリュー株は、期末の配当取りを終えて一段落、そして米国ヘッジファンド「アルケゴス」問題は金融株に逆風吹くことから少しお休みしてもおかしくない。
ナスダック日足
週足や月足のテクニカル指標(RCI)は高値圏にあり、中長期的に楽観ばかりでないことは頭に入れておく。また、日足ベースでも折に触れ調整は挟むだろう。だが、日足RCIが底値から浮上始めたところでもあり、ひとまず4月は上昇基調で上値追いの展開を想定しておく。
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