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サイコロ25%
2日のNYダウは34786+152ドルと4日続伸、終値ベースながらS&P、ナスダックに続き最高値を更新した。S&P500は7日続伸で最高値を更新するなど米国市場は活況を取り戻している。
一方、日本株は停滞が続く。2日の日経平均は28783円と5日ぶりに反発したが、チャートは25日線や75日線、上値抵抗線など29000円近辺の節を抜けず、2/16の高値30714円4ヶ月半も軟調続く。
日経平均日足
為替(ドル円)が直近111円台に乗せるなど「円安基調」を見せており、リスクオンとして日本株も上昇に期待したいところだが、その円安に株価が反応しないということは、世界のマネーが米国(株、ドル、債券)に流れていること否めない。
ただ、日経平均のテクニカルには底値信号が出始めている。日足RCIが底値圏に集まるほか、サイコロが7/1に3勝9敗25%を付けた。
サイコロの25%は昨年10/30以来だが、その時に日経平均は安値22948円から上昇転換、今年2/16まで上昇基調続けた。その2/16にサイコロ9勝3敗75%をつけてから現在まで調整基調が続いている。このようにサイコロの高安信号が日経平均の高安と合致していることから、今回の底値信号もポイントになる可能性ある。
日経平均日足サイコロ
チャートは日足、週足とも三角保ち合いを煮詰めた状況で、言うまでもなく「放れ足」が焦点だが、テクニカル的にはそろそろ上昇の転じてもおかしくないタイミングだ。6/15の戻り高値29480を突破するなら上放れとなり年初来高値挑戦の可能性も出てこよう。
だが、ここで切り返すことできずにもたつき、そして米国株が軟調に転ずるようだと8月お盆まで「夏休み」を意識せざるを得なくなる。6/21安値27795円を割り込んで下放れとなるような動きにだけは注意しておきたい。
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