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週足の節と高値期日に接近
連休明けの26日に日経平均は朝方488円高28036円と上げたが、買い戻しが一巡するとあと買い続かず、結局そこから週末(月末)の終値498円安27283円まで下げを続けてしまった。日足は200日線に続き20日の安値27338円も割り込み、チャートは下げ基調をより鮮明にしてしまった。
日経平均日足
連日、感染者が最高を更新、緊急事態宣言が範囲を広げて8月末まで延長となり、日本経済へのダメージは測り知れない。ただ、30日の下げにはそれ以外に月末要因もあったと思われる。7月末で日経平均の月末下落は11ヶ月連続だ。こうなるとアノマリー(経験則)というだけでなくファンドに絡む月末売りはもはや周知の事実だろう。
そして、月初めは反発するというケースが目立つ(10回中6回)。30日のCME先物が27450円と大証より100円高で終えており、8月2日も日経平均は上昇して始まろう。2日高値28036円や25日線(28278円)を試すような上昇につながるかがまず焦点になる。
ただ、日経平均の週足をみれば節目の52週線26973円と一目の雲上17063円(8/2週)に迫っている。週足のRCI(9週、13週、26週)は二点底を打つなど底値感を強めており、この節目を下値に切り返すなら28000円台を回復して26週線や上値の節目(29000円)を挑戦するまで回復する可能性があるかもしれない。
日経平均週足
日経平均週足一目
今年の高値は2月16日で、その高値期日が8/15。ちょうど旧盆のところで「底打ちアノマリー」のあるところだ。オリンピックと感染急拡大で少し早めに売りを浴びて下値を打った可能性もある。その意味でも、8月第一週の相場が注目されそうだ。
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