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一旦、底打ち反転
「もうはまだなり」と言わんばかりに1/27の日経平均は一時966円安26044円と突っ込んだ。前日のFOMCでパウエルFRB議長がタカ派姿勢を明確にしたことを嫌気したカッコウだが、日本時間のNYダウ先物が500ドル下げていたことが大幅下落の主因だろう。
だが、その晩のNYダウはマイナスが160ドル止まりで、そこから605ドル高と戻す場面があり34160-7ドルで終えた。そして1/28の日経平均は547円高26717円と大きく反発した。この日のNYダウ先物が200ドル以上上げており、買い戻しと安心買いが集中した。このようにいまの日本株はNYダウやナスダックの先物に振らされている。
先週末28日の米国市場はNYダウ34725+564ドル(△1.65%)、ナスダック13770+417ポイント(△3.1%)と大きく上げた。週間ベースでNYダウは4週ぶり、ナスダックは小幅ながら5週ぶりに上昇した。
こうなると今週の日本株は上昇で始まるだろう。日経平均先物は26670円(大証終値比-40円)だが、1/27の急落(値下がり2067、昨年来安値470)が目先セイリングクライマックスになった可能性高く、日本も5週ぶりに上昇してもおかしくない。
勿論、週間ベースで上昇できるかは米国次第だが、NYダウ、ナスダックとも1月は年初から▼10.2%、▼17.2%と大きく下落、日足RCIが底値に到達しており、目先リバウンドに転ずる可能性は高い。そういったチャート状況は日経平均も同じで、1/5高値29388円から▼11.3%下げ、週足の一目雲下限(26605円)に差し掛かり、24ヶ月線(25766円)に迫った。
ナスダック日足
ナスダック週足
ここから切り返すなら、日経平均はネックラインの28000円を目指し、日足で1/27安値から9本目(2/7)や13本目(2/14)まで戻り歩調を続ける可能性ある。とはいえ、1月の急落でチャートは上昇基調に亀裂を入れており、あくまでもリバウンド(アヤ戻り)であることを承知しておかねばならない。
日経平均日足
当面のリバウンドを想定して下げた主力株などを攻めるか、あるいは戻りを待ってポジション調整を考えるか、いずれにせよここからは機敏な行動が求められるだろう。
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