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NYダウ底打ち信号
21日の米国マーケットは大きく動いた。政府・日銀の介入で荒れた為替(ドル円)もそうだが、株価の大幅上昇が注目された。NYダウ7310082+48ドル、ナスダック10859+244ポイントと上昇率は2%を超した。
NYダウの日足は、10/5高値30454ドルを抜いて、9/30と10/13の安値で二点底を確定させた。これで75日線や200日線を目指す可能性が出てきた。
NYダウ日足
週足は31000ドル台にある13週線、26週線のまだ手前だが、週足RCIが底打ち信号を灯し、年初の高値から三段下げとなり、9ヶ月目の10/13に28660ドル安値を打った。この安値を当面の底として反転することが十分想定される。
NYダウ週足
日経先物は21日夜間250円高27150円と上昇したが、日足は75日線、200日線のある節をまだ抜いていない。現物の日経平均は26890円(21日)で、平均線のある27000円処や10/6高値27399円を抜けずにもたついている。
だが、米国株の上昇を背景に今週は27000円の節突破を試すことになる。週足チャートを見ればRCI(9週&13週線)が底打ち信号を灯している。そして「高値から6ヶ月後(期日)に安値」のパターンを昨年から繰り返しており、3/25高値から6ヶ月目に当たる10/3安値25621円が当面の下値になる可能性が出てきた。
日経平均週足
FRBのインフレ抑制と金利引き上げ、そして円安の乱高下などまわりは忙しく動くが、ここではカギ握るNYダウの好転信号に注目してみたい。
セーリングクライマックを入れることなく切り返した分、上値はあまり欲張れない。だが、11/2のFOMC、11/8の中間選挙を通過すると「年末商戦」を背景に11月末から12月上旬にかけて上昇するアノマリーがある。
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