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円安背景に上放れの兆し
先週は米国でFOMC、ISM製造業、雇用統計と注意材料が続き、マーケットは週末まで目が離せなかった。
まず米国株だが、NYダウは2/1に高値34334ドルを付けるが、日足は1/13の34342ドル高値に届くことなく足踏み続けるが、ナスダックは金利低下を背景に2/2高値12269ポイントと上伸、9/12以来の水準をとなりチャートは200日線と52週線を突破して「好転」を示唆した。ただ、FOMC直後に大きく上昇したことは「人気の片寄り」「材料出尽くし」のリスクも否めず、今週の推移が一つ注視される。
ナスダック日足
週末(3日)の強い雇用統計を受けて米国株は一服するも、為替(ドル円)が131.20円まで円安(ドル高)に振れ、日経平均先物は(大証比)130円高27620円で終え、一時230円高27720円を付ける場面があった。
日経平均先物は円安を好感したカッコウだが、日足は1/25から続くもみ合い(踊り場)から上放れの兆しを見せる。そして、ドル円の日足は昨年11月からは上値を抑えてきた25日線(130.48円)を突破した。
日経平均先物日足
ドル円は1月127.23円と2/2安値128.08円とでダブル底を打っており、ここから為替の円安方向とともに日経平均が踊り場を上放れて「28000円」を目指す可能性が出てきたと言える。
ドル円日足
とはいえ、注意すべき点もあり押さえておかねばならない。例えば、原油(WTI)が73.23-2.60ドルと3日続落、12月安値71.59ドルに迫る。商品CRB指数は266.19-5.44ポイントと3日続落して1/5安値263.68ポイントに迫り、どちらも底割れ正念場。
CRB指数日足
バルチック海運指数をみると621-19ポイントと3日続落、2年8ヶ月ぶりの水準に落ち込み、12/21高値1723ポイントからは62.8%の急落だ。これら商品・資源などの下落がリセッション(景気後退)を懸念してのものなら、株価だけが堅調に高値圏にいるのは難しくなる。
日本株はサイコロ(75%)やRCI、騰落レシオなど日足テクニカルが過熱信号を灯し、まだ調整途上といえる。
とはいえ、相場では流れ(トレンド)が優先するので、目先は「円安」+「日経平均の往来上放れ」に注目して「28000円指向」を想定するが、下に控える75日線と200日線の「27200円」を下値ポイントとして押さえておき、そして日本株に影響するナスダックは日足に引ける「下値支持線」を注視しておく。「節分天井」を回避できたかどうかは、今後の相場が答えを出してくれる。
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