富田のトレチャ 2023年03月27日

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4月の上昇をひとまず想定

米国発の金融システム不安で大きく荒れたマーケットも、当局の素早い対応によりひとまず落ち着きを取り戻しそうだ。とはいえ、まだまだ折に触れてシステム不安は出てくるだろう。そのたびに株価は売りと買い戻しが交錯して乱高下するだろう。しばらくはそんな展開を想定しておく。

さて、日本の3月末は年度末。企業は決算や財務に絡んでいろいろ動くところだが、株式市場も29日が配当・分割落ちの権利取り最終日で、30日に株価は配当落ち(日経平均で250円程)となり、実質新年度商いとなる。

日経平均は3/16に26632円まで急落したが、先週は75日線や200日線のある27400円近辺まで戻した。週足も27200円台に26週線と52週線があり、チャート的に時価は昨年から続く往来相場(25700~28500円)の中心に位置する。ならば、ここからは上にも下にも1000円ほど振れる可能性あることを承知しておくべきだろう。

日経平均週足
日経平均週足

ただ、新年度相場になると年金やファンドのニューマネー流入期待もあって、株式市場には4月上昇アノマリーがある。今年は5月に広島サミットがあるので金融界による“忖度相場”の可能性も燻る。

勿論、カギ握るNYダウ、ナスダックが崩れないことが条件。コロナバブルで最高値を更新した米国株だけに、ここで襲った金融危機には注意必要だ。週足を見れば高値圏で陰転を漂わせ、下値余地はまだ十分にある。ただし、米国は17日にメジャーSQを通過し、落ち着き見せれば買い戻しでリバウンド見せることも想定される。NYダウ週足の短期RCI(9週線)が底値に到達し、ナスダックは10200ポイント近辺で二点底を打って出直りの構えを見せる。

NYダウ週足
NYダウ週足

ナスダック週足
ナスダック週足

勿論、下落続くなら「金融危機」再燃を覚悟しなければならず、ここからは「流れに従う」ことが重要だ。それを踏まえた上で4月の日本株は上昇を想定、配当落ちや分割落ちで安くなったところは打診買い一策と見る。

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