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想定した調整だが日柄不足
今週の個別株では、決算を発表した「6506安川電機」と、プライム市場の上場維持断念(10/20からスタンダードへ)を発表した「6704岩崎通信機」、この2銘柄の動向に注目する。
安川電機の決算はこれから出てくる3月決算企業を占う上で注目されたが、前期を上振れて着地して最高益を更新したものの、今24年2月期は営業、経常が微増益にとどまり、最終を微減益とした。日本のハイテク企業全体に今24年期の業績に楽観抱けなくなった。それを踏まえて株価がどう反応するのか注視することになる。
安川電機日足
そして日経平均だが、先週は想定した如く調整入れた。4日の高値28287円から6日に27427円まで860円程下落したが、これは3/16安値26632円からの上げ幅(1655円)に対する半値押しで、200日線(7日現在27386円)や75日線(同27213円)、一目の雲(同27382~26912円)、週足で26週線と52週線(27300円台)など下に控える節に迫った。
日経平均日足
厚い節目の28000円台に乗せ、テクニカルに過熱感が出ていたことから、ここでの調整は定石通りと言える。ただし、4/4高値から日足はまだ4本で、日足RCIの如く調整が日柄不足であること否めず、今週末(14日)にかけて27000円近辺の下値模索も想定される。
カギ握るのは米国株だろう。7日発表の雇用統計は前月比23.6万人増(市場の予想と一致)と2ヶ月連続で伸びが鈍化する一方、失業率は3.5%(2月3.6%)と低下し、平均時給も前月比+0.3%(2月+0.2%)と上昇して雇用状勢が引き続き強いことを示した。
先週は景気鈍化を示す指標が続き、金利が低下して株式市場も下落した。強弱マチマチの雇用統計をどう受け止めるか、連休明けのNYダウ、ナスダックの動向が注目されるが、今週は12日に消費者物価、13日に生産者物価、14日に小売売上高と統計発表がまだ続くほか、決算発表も始まることから株式市場は5/3のFOMCまで右往左往、乱高下しかねない。
ポイントとしてナスダック(6日12087引け)を見ておく。日足は2/2高値12269と3/31高値12227とでWトップを描いており、今週このWトップを上抜くか否かが焦点になる。ただ、日足RCIが高値信号を灯していて注意は怠れない。
ナスダック日足
スピード調整を入れた日経平均だが、調整の日柄不足否めず、それを踏まえると押し目買いに動くのはもう少し様子を見てからでも遅くないと思われる。
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