富田のトレチャ 2023年06月19日

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日本株は9合目、乱高下想定

33年ぶりの高値圏で勢いに弾み付ける日経平均。16日は33772円に高値を伸ばし、1990年6月に付けた戻り高値33344円も突破した。こうなるとチャート的にはあの1989年12月の過去最高値「38957円」を目指すだけとなる。歴史的な相場となり、皆が強気に傾き、商いも活発(16日、20億1592万株、売買代金5兆5600億円)になってきた。

週足チャートで発会(1/4)の安値期日が「7/4」。6月30日が公務員のボーナス支給日で、金融・証券界は「イケイケ」で株高を煽り、マネー獲得に尽力するところでもあり、上昇の勢いは7月まで続くことも想定される。

日経平均週足
日経平均週足

ただし、日経平均は4月第二週から10週連続の上昇で、この10週の上げ幅は6250円(22.7%)にもなる。FOMC、日銀金融政策決定会合、メジャーSQなど日米で重要イベントを通過。そして、テクニカル指標は日足、週足とも過熱警戒示すものが多数出ていて、8月お盆まで調整というアノマリーもある。ならば、そろそろ「調整」を想定しておくべきかもしれない。

日経平均日足
日経平均日足

調整となれば、重要イベント通過で「出尽くし感」、メジャーSQ通過で「需給要因一巡」など理由はあとから付いてくる。出来高の増加は、買いだけでなく売りも多く出てきている証。そして、歴史的高値圏となり風雨強まるのは当然で、調整になればスピード調整であっても値幅が大きくなりやすい。

テクニカル指標の過熱より、「流れに従う」ことを優先するのがチャートの基本。その意味で、4月安値から引く下値支持線や25日線を注視しておき、それを維持しているなら7月も高値を更新するだろう。だが、もし支持線を割り込むなら調整懸念台頭により「一旦撤退」も選択肢となる。ここからは高値圏で乱高下しやすいことを頭に入れながら対応したい。(6/18記)

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