富田のトレチャ 2023年10月16日

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通常の調整も、下値注視

日経平均、NYダウとも先週は大きく戻りを見せた。昨年、一昨年と似た動きで10月序盤に底打ちしており、今年も11月中旬まで戻り歩調を辿ってもおかしくない。

とはいえ、日経平均は割り込んだ25日線と75日線まで戻し、NYダウは25日線と200日線に差し掛かった。これらの節目に差し掛かれば一旦スピード調整入れるのは当然で、チャートのセオリーでもある。

NYダウ日足
NYダウ日足

言うまでもなく、いま世界は中東情勢の緊迫化を懸念し、原油など商品市場が上昇し、株式市場はリスクオフムードを漂わす。米国では債券が買われて金利が低下するが、13日のナスダックは13407-166ポイントと続落。日経先物(13日夜間)も370円安31880円と続落しており、今週の日経平均は急落して始まると思われる。

ナスダック日足
ナスダック日足

日経先物日足
日経先物日足

ただ、急落しても慌てるところではない。日経平均は4日安値30487円から12日の終値32494円まで1週間で2000円も上げた。このV字回復はやや出来過ぎであり、それに対する反動安は仕方ないところ。中間期末を明け、13日ミニSQを通過して乱高下しやすく、上げ幅2000円に対する半値押し(31500円)や62%押し(31300円)は調整の許容範囲とみておく。

とはいえ、「波乱の秋、2日新甫の10月」だけに地政学リスクは侮れない。米国の下院議長の座も空席続く。その意味で、日経平均、NYダウ、ナスダックともチャートは10月序盤の安値を注視しておく。それをもし割り込むなら「陰転継続」となるので上昇観測に意地張らず、一時的にせよリスクオフ(ポジション調整)に動くことになる。相場は流れに従うものであるから、今週は下値注視となる。

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