富田のトレチャ 2023年11月27日

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慎重要す「11月終盤~12月相場」

米国でブラックフライデーが始まった。半日商いだった24日は小売株やJ&J、ウォルトディズニーなどが上昇し、NYダウは35390+117ドルと続伸で終えた。日足は10月27日安値から二段上げで「8/1高値35679ドル」を目指した流れが続いている。ただ、24日は10年債利回りが4.472+0.056と上昇し、エヌビディアやアルファベット、アップルなど「7強株」はマイナスとなり、ナスダックは14250-15ポイントと反落した。

全米小売業協会によると今年の年末商戦の売上高は前年に比べ3~4%の伸びにとどまり、4~5年ぶりの低さになるという。24日発表の11月製造業PMI(速報値)は49.4(前月比-0.6)と市場予想を下回った。にわかに浮上する景気減速懸念を無視して「適温相場」がこのまま年末ラリーに突き進むことできるだろうか。

“利上げ局面終了”との観測で上昇する米国株だが、21日に4.39%まで低下した10年債利回りはチャートの節目(ネックライン4.33%)が近付く。今週は11/30にPCEデフレーター、12/2にISM製造業がある。そして日足RCIは高値信号を灯す。昨年の米国株は11月まで上昇したものの12月から調整に転じており、今年も似たような展開になる可能性あることを一つ頭に入れておきたい。

NYダウ日足
NYダウ日足

さて日本株だが、24日夜間の日経先物は(大証比)140円高33740円と上昇した。20日に34年ぶり高値「33853円」を付けた日経平均だ。今週も勢い引き継ぎ高値更新の可能性は高く、証券・金融界はNISA口座獲得やボーナス資金獲得のために「株高」をアピールしてくるに違いない。

日経平均日足
日経平均日足

ただし、昨年の11月相場は最後に4日続落(計412円安)、一昨年の11月は最後の3日間で1676円下落した。いま日経平均の日足のRCIは高値信号を灯し、12月になるとメジャーSQ(8日)が早々に訪れる。

為替(ドル円)は21日に147.15円まで円高に振れてチャートは「陰転」を示唆した。24日は149円台に戻したが、チャートは「崩れたあとのアヤ戻り」で、25日線の控える150円近辺は戻りの節として注視される。

ドル円日足
ドル円日足

これらのことを踏まえると、ここからの日本株は高値を更新したとしても「高値を追わず」「吹き値売り」など慎重な対応も一策になると思われる。

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