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師走、需給懸念くすぶる日本株
NYダウの上昇が続く。FRBの利上げ打ち止め観測と経済のソフトランディング観測から10年債利回りが低下、それを背景に12/1現在36245+294ドルと4日続伸、年初来高値を更新して22年1月の過去最高値36952ドルに迫る。
NYダウ週足
ただ、ナスダックは14305+78ポイントと7月高値水準で足踏みしており、NYダウの上昇が際立つ。金利低下を背景にナスダックが再び動き出すなら、33000円台で足踏みする日経平均も動き出すだろう。
ただ、米10年債利回りは「4.19%」まで低下中だが、4.0~4.2%はチャートのネックで節目に当たり、金利低下もそろそろ止まる可能性あり、ここからは米10年債利回りの推移が一つポイントになる。そして12月14日にFOMC、15日に米国メジャーSQがあり、NYダウの快走がさらに続くかは疑問だ。
米10年債利回り
日本株にはそれとは別に三つのポイントがある。一つは「為替(ドル円)」の円高で、ドル円の日足チャートは25日線に続いて75日線も割り込み「陰転」、円安基調を終え「円高」方向に舵を切っている。投機筋ポジションは「円売り」に多くのポジションがあり、昨年の師走と同様「買い戻し」により円高を加速しかねない状況だ。
ドル円日足
二つ目は8日のメジャーSQで、先物の建玉が買いに片寄っていることからSQ前後に利食い(先物売り)が出やすい状況にある。もう一つは、師走特有の節税対策売り(損切り・合わせ切り)がこれから出てくる。
このように師走の日本株には需給懸念がくすぶる。新年からの新NISAへの期待は根強く、金融・証券界はNISA口座獲得に向け営業活動を活発化させているが、日経平均が「掉尾の一振」に向けて上伸するには11/20高値33853円突破が必要だ。逆に25日線(32600円台)をもし割り込むなら「注意」信号になることを頭に入れておきたい。
日経平均日足
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